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日本橋馬喰町の個性派ホテルを拠点に、東京の東を散策。

  • 2021.3.23

- 東TOKYO -

日本の伝統とモダンな感性が交差する東東京。そこに、老舗ビジネスホテルを改装した個性派ホテルが誕生し、新たな動きが。

DDD ホテル

ふと空いた時間に立ち止まり、気軽に足を運んで自分を再起動できる場所。都心から電車で30分ほどの時間でアクセスできる日本橋馬喰町で、30年以上続いたビジネスホテルを全面改装して2019年11月にオープンしたDDD ホテルは、まさしくそんな空間だ。¥9,900〜というリーズナブルな価格設定がうれしいホテル施設に並ぶのは、ビジネスホテルの面影を残す必要最低限、だけど上質な設備のみ。フロアを降りれば、現代美術を展示するギャラリーのパーセルと、実験的なキッチンスペースを備え、カフェとバーの両方の顔を見せるアブノで、最新のアートとフードカルチャーに触れられる。そして一歩ホテルを出て広がるのは、おいしいコーヒーを堪能できる喫茶店や、オーナーのセレクトセンスが光る雑貨店に徒歩でアクセスできる馬喰町や蔵前、浅草橋の街。DDD ホテルと、普段住まうエリアとは違う空気をきっかけに、自分をリセットしてみるのもいいかもしれない。

“本当に必要なものを、必要な分だけ、最高の品質で”という、ミニマルラグジュアリーな宿泊体験を叶えてくれる客室。深いモスグリーンに包まれた室内が、アーチ型の窓から差し込む光とともに静謐な安らぎを与える。

スイートルームには、広々としたデスクとモダンなソファが配置される。全室共通で、あえてテレビを置かないのもこだわり。

ヘア&ボディケアには、天然の保湿成分由来でリッチな使用感を叶えるエイドをセレクト。また、1802年から続くフランスのラグジュアリーリネンブランド、デキャンのタオルも揃える。

DDD ホテルのエッセンスを気軽に体感するなら、ハリウッドツインタイプのスーペリアツインルームを。コンパクトな室内に、魅力が凝縮されている。

■カフェ&バー

宿泊者以外も利用できるアブノでは、コーヒーペアリングを意識したヘルシーなオープンサンド(¥1,200)やスイーツを朝食とランチで提供。コーヒー(¥450〜)には、コペンハーゲンのコーヒーコレクティヴと、シドニーのシングルオーというロースターの豆のみを使用し、愛好家をもうならせている。

18時以降はバー営業がスタート。落ち着いた空間で、オリジナルのコーヒーカクテル(¥1,000〜)を。

ギャラリー

元は立体駐車場だった空間を改装したアートギャラリーのパーセル。彫刻家の小畑多丘をはじめ、気鋭の現代美術家の展示を中心に行う。photo:“All rights reserved by Taku Obata, in courtesy of PARCEL Tokyo”

DDD HOTEL東京都中央区日本橋馬喰町2-2-1tel:03-3668-0840全122室バスタブ付き1室、シャワーのみ121室ミニマルダブル¥9,900〜、スーペリアツイン¥16,500〜、スタンダードトリプル¥18,700〜、スイートルーム¥33,000〜(1室2名)朝食¥1,650https://dddhotel.jpパーセル開展覧会による不定休アブノ営)朝食:7時~10時カフェ:10時~17時バー:18時~23時 L.O.無休

*『フィガロジャポン』2021年2月号より抜粋

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