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息子が突然白目に!生後4カ月、2度の熱性けいれんで「複雑型」と診断され…

  • 2021.3.22

現在7歳になった息子が生後4カ月で熱性けいれんを起こし、救急車を呼んだときの話です。その後息子が6歳になるまでは熱が出るたびに、またけいれんを起こすのではないかと私はおびえていました。今回は息子が6歳を迎えるまで、どんなことが大変だったのかも交えてお伝えします。

授乳中に突然白目に!

生後4カ月になったばかりの息子はその日、予防接種を受けてその副反応なのか38度の熱を出していました。病院へ電話すると様子見でいいとのことだったので、自宅で待機することに。

ですが夜8時ごろ、授乳していると突然息子が白目になってビクビクとけいれんを起こし始めました。そのときの光景は今でも忘れられません。私はパニックで泣きながら息子の名前を呼ぶことしかできず、夫がすぐに救急車を呼んでくれました。

搬送後2度目のけいれん

15分程で救急車が到着し、そのころには息子のけいれんもおさまっていました。搬送中は静かに眠る息子を見て、少しほっとしたのを覚えています。しかし病院に到着後、またけいれんを起こした息子。

先生がすぐにけいれん予防の坐薬をいれてくれたおかげか、5分ほどでおさまりました。ほっとしたのも束の間、先生から「髄膜炎か脳炎かもしれない」と衝撃的なひと言が。詳しく検査するためにその日から1週間、息子の入院に付き添うこととなりました。

複雑型の熱性けいれんと診断

1週間の入院生活の間、息子はけいれんを起こすことはありませんでした。熱性けいれんは生後6カ月以降で起こすことが多いようで、息子はまだ4カ月だったため、先生は髄膜炎などを疑われたようです。ですが検査をした結果、複雑型の熱性けいれんと診断されました。

特に治療は必要なく、すぐに退院となりましたが、そこから息子が熱を出すたびにまたけいれんを起こすのではないかとおびえる日々が始まりました。さらに、けいれんを予防するために発熱時にいれる坐薬の副反応が厄介だったのです。

坐薬の副反応に苦労

息子が6歳になるまでは発熱のたびにけいれん予防の坐薬をいれなければならず、その坐薬には眠気やふらつきなどの副反応が起こる場合があります。転倒しては危険なのでしばらく安静にさせておく必要があり、坐薬をいれるたびに目が離せない状態に。一瞬でも目を離して転倒しては危険なので、ふらつきがおさまるまでの約3時間、私はお手洗いにも行けませんでした。

そしてさらに苦労したのが、1回目の坐薬をいれた8時間後にもう1度坐薬をいれる必要があるということです。例えば夜の6時に坐薬をいれた場合、2回目の坐薬は真夜中の2時。看病で寝不足のなか、夜中に起きて検温をし、坐薬をいれるのは体がきつかったです。

子どもが突然けいれんを起こすと本当に心配です。私も当時は泣くしかできず、母親はなんて無力なんだと痛感したのを覚えています。息子を失ってしまうのではないかという恐怖感は今も忘れられません。その息子も今では元気に小学校へ通っていますが、これからも子どものことで心配になることはたくさんあるでしょう。でもそれを子どもと一緒に乗り越え、親として強く成長してきたいです。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/助産師REIKO


著者:今井彩香

小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。

ベビーカレンダー編集部

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