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マスクによる肌荒れの原因と対策は?専門医に聞きました!

  • 2021.3.20
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withコロナによって、私たちの生活に欠かせなくなったマスク。長時間マスクをつけることにより、ニキビや吹き出物などの肌トラブルに悩んでいるレディは少なくありません。

そこで今回は、「よしクリニック」院長の中野貴光先生にマスクによる肌荒れの原因や対策についてお話を伺いました。

「マスク生活が始まってから肌荒れがひどくなりました。考えられる原因と、改善方法は教えてほしいです」

「マスクを着用することによる肌荒れには大きく分けて二つの要因があります。1つ目は、マスクの素材による肌荒れ。コロナ禍でマスクの需要が急増し、粗悪な素材のマスクが乱造されました。硬かったり毛羽立ったりしているマスクによる直接の肌へのダメージによって肌が荒れます。また、柔らかい素材でも、長時間こすれることにより肌が荒れることもあります。2つ目は、マスク着用による湿度の変化。マスク着用中はマスク内の湿度が上がり、外すと一気に乾燥します。その乾燥を補う為に肌が皮脂を必要以上に出すのでニキビができやすい状態となります。いずれにしても肌の状態が悪化することにより湿疹やニキビ・吹き出物ができます」

「マスクの素材が合わない場合には、そのマスクを着用しないのが一番の改善方法です。最近ではマスクの供給も安定しましたから自分に合ったマスクを使用しましょう。感染しないように飛沫を防ぐには不織布マスクが一番ですが、内側に布マスクをしたり、ガーゼを挟んだりするのも肌荒れ防止には良い方法です。湿度の変化に関しては、保湿を行うのが最も有効。帰宅してマスクを外したら、優しく汗を洗い流して保湿を行うことで湿度変化による肌荒れは大幅に軽減できます。ニキビや吹き出物ができる場合は、もともとニキビの素因があり、マスク着用による肌のダメージがニキビとして現れますので、通常のニキビ治療を行うと良いでしょう。ニキビ対策の洗顔料やノンコメドジェニックの化粧品を使用しましょう。それでも治らない場合には、皮膚科での治療がおすすめ。ニキビに詳しい皮膚科に受診すれば保険治療だけでもかなりの改善が期待できます

教えてくれたのは

出典: 美人百花.com

よしクリニック 院長 中野貴光さん

筑波大学医学部卒業。形成外科専門医、日本熱傷学会熱傷専門医、日本レーザー医学会レーザー専門医、日本手外科学会手外科専門医、日本形成外科学会小児形成外科分野指導医を取得。

画像提供/PIXTA

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