1. トップ
  2. おでかけ
  3. アートなお花見! 静かに春を満喫できる都内おすすめスポット3選

アートなお花見! 静かに春を満喫できる都内おすすめスポット3選

  • 2021.3.19
  • 1912 views

2021年の春は、ちょっと趣向を変えて「アートなお花」を見に行ってみませんか。3月から4月にかけて、花や植物をテーマにした作品を展示している美術展が各地で開催されています。静かにゆっくり春を満喫できる、都内のおすすめスポットを3つご紹介!

山種美術館 特別展『百花繚乱 ―華麗なる花の世界―』

【女子的アートナビ】vol. 197

まずは、渋谷区広尾にある山種美術館で開催される『【開館55周年記念特別展】百花繚乱 ―華麗なる花の世界―』。

日本初の日本画専門美術館として開館した山種美術館が、2021年に開館55周年を迎えることを記念して開かれる展覧会です。

本展では、近現代の著名画家が描いた華やかな花の絵画が集結。横山大観や速水御舟、小林古径、加山又造など、巨匠たちによる花の競演を楽しめます。

必見作品は、田能村直入の《百花》。花をモチーフにした作品が集う本展のなかでも、特別に華やかで美しい作品です。春から夏にかけて咲く花々の生命力が感じられ、花の香りまで漂ってきそうな雰囲気。百種類の華麗な花々をじっくりとご堪能ください。

シンプルな花作品も見逃せません。速水御舟の《椿ノ花》は、赤い八重椿の凛とした姿が描かれています。硬質な椿の葉とふわりとした花びらの描き分けもすばらしく、また余白のとり方も絶妙。早世した画家の真摯な生き方までも伝わるような美しい作品です。

東京国立博物館『博物館でお花見を』

続いては、上野の東京国立博物館で開催される『博物館でお花見を』。毎年春に開かれている人気の企画です。本館の各展示室にて桜をモチーフにした絵画や陶磁器など、数々の日本美術の名品を見ることができます。

こちらの必見作は、《源氏物語図屛風(絵合・胡蝶)》。『源氏物語』の名場面を描いた色彩豊かな作品です。金雲のあいだから白く輝く桜が見えて、春の優雅な宮廷の一場面を鑑賞できます。

もう一点、《雀の発心(ほっしん)》もおすすめ作品のひとつ。この絵巻は、雀の小藤太が主人公なのですが、ストーリーがちょっと切なめ。小藤太は妻子と幸せに暮らしていましたが、ある日、子どもが蛇に食べられてしまうのです。彼は悲嘆にくれて、最後は出家します。擬人化された雀と、見事に咲き誇る桜の絵をぜひじっくりご覧ください。

また、東京国立博物館では、3月16日から本館北側にある庭園が部分的に開放されています。ソメイヨシノなど約10種類の桜と美しい庭園を楽しめるという贅沢なチャンス。ぜひこちらも訪れてみてください。※写真はイメージです。

東京国立近代美術館『美術館の春まつり』

最後は、竹橋の東京国立近代美術館で開かれる『美術館の春まつり』。こちらの美術館は、桜の名所として有名な千鳥ヶ淵や北の丸公園のエリアにあるので、本物のお花見と館内の花作品をまとめて楽しめる贅沢なスポットです。

必見作品は、年に一度、この時期だけ公開される川合玉堂の《行く春》。描かれているのは、埼玉県の長瀞あたりの風景をもとにした春の景色です。桜が川面に散りゆく様子が情感豊かに表現され、季節のうつろいや、はかない花の命などしみじみと感じられます。

また、船田玉樹《花の夕》も必見作のひとつ。こちらは油彩抽象画のようにも見えますが、屏風に描かれた日本画で、とても鮮やかな色彩が魅力的です。このマゼンダ(ピンク)色を当時使いこなした日本画家は少なかったとのこと。画面いっぱいにあふれる力強い花の絵から、元気をもらえる作品です。

東京国立近代美術館では、「美術館の春まつり」期間中、前庭にお休み処が用意されています。館内で花作品を見たあとに、本物の桜を見ながら一休みもできますね。

アートなお花見を楽しもう!

本物のお花見も楽しいですが、各時代の画家たちが精魂込めて描いた花作品を見るのも、また別の味わいがあります。

美術館の静かな空間で、ぜひゆったりと春を満喫してみてください。

Information

山種美術館 特別展『百花繚乱 ―華麗なる花の世界―』
会期 : 4月10日(土)~6月27日(日)
会場 : 山種美術館
開館時間 : 平日:10:00~16:00/土日祝日:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 : 月曜日 ※ただし、5/3(月)、4(火)、5(水)、6(木)は開館
観覧料 : 一般 ¥1,300、大学生・高校生¥1,000、 中学生以下無料(付添者の同伴が必要)
お問合せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル)

東京国立博物館『博物館でお花見を』※事前予約制(詳細は東京国立博物館ウェブサイトをご確認ください。)
会期 : 3月16日(火)~4月11日(日)
会場 : 東京国立博物館
開館時間 : 9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 : 月曜日 ※ただし、3月29日(月)は開館
観覧料 : 一般 ¥1,000、大学生 ¥500 ※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。
お問合せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル)
ウェブサイト: https://www.tnm.jp/

東京国立近代美術館『美術館の春まつり』
会期 : 3月23日(火)~4月11日(日)
会場 : 東京国立近代美術館
開館時間 : 10:00-17:00 金曜・土曜は 20:00 まで いずれも入館は閉館の 30 分前まで
休館日 : 月曜日 ※ただし、3月29日(月)は開館
観覧料 : 一般 ¥500、大学生 ¥250 ※高校生以下および満18歳未満、65歳以上の方は無料。 (金曜・土曜の 17 時以降は一般 ¥300 、大学生 ¥150 )
お問合せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル)
ウェブサイト: https://www.momat.go.jp

元記事で読む