話題のお店が選んだ、コーヒーをおいしく淹れるアイテム

おうち時間が長くなり、コーヒーブレイクの充実度は気分転換の大事なポイントに。おいしいコーヒーを淹れるためのこだわりツールを話題店に聞いた。

グラウベル コーヒー

コーヒーに関する著書も多く出版する有名焙煎士のスタンド。サステイナブルで品質のよいスペシャルティコーヒーを中心に扱う。自家焙煎の豆の販売や講座も評判。

デザインも美しいドーナツドリッパー&サーバー。

海外のカフェでも愛用される美しいデザイン。美濃焼を木枠に通すドーナツ型ドリッパーは、濃いけれどすっきりとした飲み心地の深煎りを目指して研究を重ねたも の。あえて目盛りを入れずに作ったサーバーは凹凸部分 が1杯分目安。トーチのドーナツドリッパー（φ9×H10 cm）¥2,970、ピッチー（W14×D11×H12 cm）¥2,585

おうち形の豆メジャー。

すり切り一杯で、深煎りは約10g 、浅煎りは約12gのコーヒー豆を計量できる。自立してくれるので収納も便利。トーチのコーヒーメ ジャーハウス（W4×D4× H12.5cm）¥2,200 

グアテマラやスマトラの豆が軸の芳醇な深煎り。「ブレンド代田」200g ¥1,300

Glaubell Coffee東京都世田谷区代田5-7-9 tel：非公開営）13時〜17時休）月〜木、日https://glaubell.net

パッセージ・コーヒー・ロースタリー

昨夏オープンした、エアロプレスの世界大会でチャンピオンに輝いたバリスタのカフェ&ロースター。 豆は浅煎りと中浅煎りを中心に。

空気でしっかり抽出。

プレス時の空気の力で抽出するコーヒーメーカー。浅煎りも短時間でしっかりとした味に。マグカップになるケースに部品を入れて、 持ち運べるのも便利。エアロプレス ゴー（W10×D11×H17.5cm）¥5,940 

味ブレの少ない優等生。

カリタの波佐見焼ドリッパー。丸いリブに粉が溜まり、どこに湯を注いでも均一な対流を生むため味ブレが少ない。まろやかな仕上がりで、浅煎りはもちろん深煎りにも。カリタのウェーブドリッパー HASAMI 155（W12×D10×H6.8cm）¥2,200 

華やかなアロマとレモンの明るい酸味が 特徴の浅煎り。「ゲデブゴチチ」100g ¥850

Passage Coffee Roastery東京都世田谷区祖師谷4-25-22tel：03-6411-9316営）10時〜19時（月、木、金）9時〜19時（土、日、祝）休）無休https://passagecoffee.com

ビースティー・コーヒー

プロダクトデザイナーが監修し、イ ンテリアとしても楽しめるオリジ ナルコーヒー器具などを販売。カ フェでは独自に焙煎した3種のブレ ンドコーヒーやスイーツを供する。

有田焼ドリッパー&目盛り付き耐熱サーバー。

有田の窯元で作られたドリッパーは保温性も◎。円錐形と不均一なリブが適切な抽出コントロールをサポート。サーバーは抽出量を調 整しやすい目盛り付き。アマダナのドリッパー マットブラック（φ11 ×H9cm）¥5,500、サーバー（W14.5 ×D10.5×H13cm）¥2,750 

温度計付きの便利なケトル。

蓋に温度計が搭載され、適切な温度でコーヒーを淹れられる。雑味や苦みのない味を作るには、深煎りの推奨湯温は83度だそう。金属製品の産地で有名な新潟県燕三条で生産。アマダナのケトル グロスシルバー（W23 ×D10.8×H16cm）¥14,300

ビターチョコのように苦みと甘みがほどよい、深煎り。「ダーク」100g ¥1,000

Beasty Coffee東京都渋谷区富ヶ谷1-19-3tel：03-6804-8101営）9時〜20時休）年末年始http://beastycoffee.com

コーヒーライツ

海外でも経験を積んだ焙煎士とバリスタがスタートし、現在4店舗展開。焙煎所併設の蔵前店では、コーヒー豆はもちろん、器具の販売やワークショップも開催する。

浸漬式で数杯分を一度に作れる。

フレンチプレスと同じ浸漬式で、数杯分を一度に淹れるビッグサイズ。湯を入れたら蓋をして、約2分浸漬抽出。クリーンな味わいで、 浅煎りの酸味や甘みも技術いらずで楽しめる。クレバーのドリッパー L（W17×D13.5×H14.5cm）¥2,480 

時間と量が、同時に測れる。

コーヒーの抽出量と時間を同時に計測できる優れもの。蒸らしや抽出時間をタイマーで測って、出来上がりの抽出量を管理して。ハリオ V60 ドリップスケール（W12×D19×H2.9cm）¥6,600 ●

グアバやシトラスの風味があり、軽やかな浅煎り。「ベンサボンベ」（参考商品）

Coffee Wrights東京都台東区蔵前4-20-2tel：03-3863-3320営）11時〜16時（水〜金）10時〜17時（土、日、祝）休）月、火https://coffee-wrights.jp

ルーセント コーヒー

メルボルンのコーヒー店で働いていた夫婦が、昨夏スタートしたカフェ。豆本来の甘みや酸味、フルーティな風味を味わってほしいと、浅煎りを厳選して提案。

フレーバーを生かす折り紙形。

折り紙を折ったような形と豊富な色展開が人気。深い溝がペーパーとの間に空間を作り、湯の通りをスムーズに。すっきりとした味わ いながらも甘みやフレーバーが出やすいため、浅煎りの風味を楽しんでみたい。オリガミのドリッパー S（Φ11.5×H7cm）¥3,300 

ローズヒップティーのような飲み口の甘酸っぱさ。「コロンビア」250g ¥2,400

Lucent Coffee東京都台東区寿1-17-12tel：03-4400-1955 営）7時30分〜18時30分（月、水〜日）休）火www.lucentcoffee.com

＊「フィガロジャポン」2021年3月号より抜粋