加茂克也の伝説的なヘッドピースをまとめた作品集。

世界を舞台に活躍したヘア＆メイクアップアーティストの加茂克也。

パリやミラノのコレクションランウェイをはじめ、世界各国の有名モード誌や広告ビジュアルのヘアメイクを手がけ、卓越した才能で、確固とした地位を築き上げた。2020年2月、54歳で死去し、彼の死を悼む声はいまも止むことがない。

『KAMO HEAD』戎康友・撮影  黒田益朗・デザイン 菊池直子・編集  オリヴィエ・サイヤール、田村かのこ・寄稿 ￥12,100（3/16国内発売開始）

毎シーズン、ランウェイで発表された加茂のヘッドピースは、メゾンとのコラボレーションによって生まれたアート作品。それらを自らの思いで撮り溜めた作品集『KAMO HEAD』が発売。

1997年のジュンヤ・ワタナベ コム デ ギャルソンからアンダーカバー、シャネル、ミントデザインズ、アンリアレイジまで、病に倒れた2019年までの22年間の想いが詰まったアートピース約220点が、この作品集の中で蘇る。

自身の仕事にいっさいの妥協なく、魂を込めてきた天才アーティストの軌跡を集めた作品集、ぜひ手にとってほしい。

加茂克也（かも・かつや）：1965年福岡生まれ。1988年にモッズヘアに所属し、キャリアをスタート。パリ、ミラノコレクションのランウェイをはじめ、モード誌や広告ビジュアルのヘアメイクを手がける。2015年にKAMO HEADを立ち上げ、独立。2020年2月死去。享年54歳。

アトリエでヘッドピースを制作する加茂克也。

CHANEL Métiérs d’Art Collection 2009 “PARIS-MOSCOW”

JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS S/S 2009 PARIS

UNDERCOVER S/S 2015 PARIS

●問い合わせ先：twelvebooks www.twelve-books.com/