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【洗濯の基本】ドラム式orタテ型、選ぶ基準は? 常備したい洗剤3種とは?

  • 2021.3.12
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洗濯機や洗剤の選び方から干し方まで、正しい方法やポイントを知ることで格段に洗濯の腕は上がります! 洗濯王子・中村祐一さん流の洗濯の極意を学び、好感度も暮らしの質もアップさせましょう。

ほんのひと手間ですっきり、美しく! 洗濯をレベルアップする秘訣。

ドラム式orタテ型。自分に合う洗濯機はどっち?

「乾燥機を頻繁に使うならドラム式、水量など自分でアレンジしたいならタテ型がおすすめ」と中村さん。各洗濯機の特徴は左の通りですが、どちらにせよ、できるだけ大容量のものを選ぶことが洗濯効率を上げるコツ。毛布など洗えるものの幅が広がるそう。

タテ型洗濯機

たっぷりの水を攪拌し、洗剤を泡立たせながらのもみ洗いが基本。水量調整やすすぎの回数などのアレンジがしやすいので、洗いにこだわりたい人にはおすすめ。設置面積が比較的コンパクトで済むのも魅力。乾燥機能が付いているものはあるけれど、あくまで補助的なものと考えて。

  • 節水性:たっぷりと水を使うので、節水性は低め。
  • 洗浄力:多量の水で洗い、さまざまな汚れも落としやすい。
  • 乾燥機能:乾燥ムラになりやすく、シワもつきやすい。
ドラム式洗濯機

乾燥機をデイリーに使いたいならば、断然こちら。少ない水量でのたたき洗いで汚れを落とすので、衣類の絡まりが少なく、傷みにくいが、自分で水量設定などはできない。設置面積が大きく、洗濯槽の蓋が開く分のスペースも必要になるため、置く場所にはある程度の余裕が必要。

  • 節水性:少ない水量でOKなので、節水性は高い。
  • 洗浄力:洗剤の濃度が濃いので皮脂・油汚れに強い。
  • 乾燥機能:短時間でしっかり乾いて、ゴワつきも少ない。

デイリーユースの洗剤はこの3種類があればOK!

普段着は弱アルカリ性か中性の液体洗剤、白物をシャキッと白くしたいなら粉末洗剤で。デリケートなものや色落ちが気になる場合にはおしゃれ着用中性洗剤。「日常の洗濯はこの3種類でほぼカバーできます。部分洗いの直接塗布、つけ置きなどのアレンジも利きますよ」

常備しておきたい基本の洗剤3種

おしゃれ着用洗剤(中性)【洗うのに適しているもの手洗いするもの】
弱アルカリ性洗剤よりも洗浄力は穏やかで、衣類を傷めにくい。色落ち、縮み、型崩れが気になるアイテムに。

すっきり洗って、カタチを整える。エマール リフレッシュグリーンの香り 500ml オープン価格(花王消費者相談室)

普段着用液体洗剤(弱アルカリ性~中性)【洗うのに適しているもの標準コースで洗える色柄物】
弱アルカリ性か中性かは商品によるが、粉末洗剤よりも水に溶けやすく洗浄力は穏やか。色柄物の洗濯におすすめ。

アタックZERO レギュラー[ワンハンドタイプ]400g オープン価格(花王消費者相談室 TEL:0120・165・693)

粉末洗剤(弱アルカリ性)【洗うのに適しているもの標準コースで洗える白物】
普段着用液体洗剤より少しアルカリ度が強く、洗浄力も高い。汚れが目立ちやすい白物、Yシャツなどの洗濯に最適。

4種の酵素を配合。トップ プラチナクリア 900g オープン価格(ライオン お客様センター TEL:0120・556・973)

洗濯前の下洗いで、洗い上がりが変わる!

洗濯機がいくら進化しているとはいえ、全自動ですべての汚れを完璧に落とすのは無理。あくまで洗濯機はまんべんなく汚れを落とすものであり、ピンポイントの汚れには弱い。

「シミはもちろん、衿や袖口など部分汚れが気になる時は、洗濯機で洗う前に下洗いを。つけ置きや部分洗い、ブラッシングなどをすることで汚れが落ちやすくなります。このひと手間で洗い上がりは確実に違ってきます」

皮脂や汗、これからの季節は日焼け止めなどでも汚れがつきがちな衿や袖口。洗濯機で洗う前に、洗剤の原液をなじませて下洗いをしておくと汚れがすっきりと落とせます。

なかむら・ゆういち 長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」3代目。洗濯から考えるよりよい暮らしの提案を行い、「衣・食・住」における「衣文化」の革新に取り組む。「洗濯王子」の愛称で各種メディアに多数出演。

※『anan』2021年3月17日号より。写真・北尾 渉 構成、文・野尻和代

(by anan編集部)

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