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VRで感じる圧倒的臨場感。最新ダンスエンタメ『夜想 百物語』の沼へ

  • 2021.3.7
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独特の世界観と斬新な表現で、世界中から高い評価を得るダンスカンパニー「DAZZLE(ダズル)」の最新作が話題沸騰中だ。VRを駆使した360度没入型“オンライン”イマーシブシアター『夜想 百物語』が4月13日(火)まで不定期開催されている。自分の意思で視界を決め、あり得ないほどの近さで声を聴く…リアルを超える、まるで作品の世界にトリップしたような臨場感。観るものの感覚を研ぎ澄ます最新のオンラインエンタメは見逃せない。

近年話題の「イマーシブシアター」。観客は劇場内を自由に動き回り、同時多発的に繰り広げられるシーンを自身も作品世界の一部となって体験できる。ただ観ているだけとは違い、その世界観に没入できる体験の深度から、注目されている新しい演劇のカタチだ。これを数年前から日本で牽引してきたのが「DAZZLE」。

1996年の結成以来、ストリートダンスとコンテンポラリーダンスを融合した唯一無二のスタイルを追求しているダンスカンパニーだ。映画・漫画・ゲームなどのジャパニーズカルチャーを積極的に取り入れ、映像によるテキストやナレーションを採用した独創的な作品を生み出し続けている。

瞬間移動や超接近も可能にするVR×唯一無二のダンス公演

本公演最大の特徴は、VR配信アプリ「REALIVE360」を活用して観劇するスタイルだ。世界中どこからでも、体験型公演を楽しむことができる。観客が観たいアングルを自由に選べる4K高画質360度映像により、作品の世界にトリップし、まるで自分が登場人物としてその空間に存在しているかのような感覚を味わえる。また、現実ではあり得ないほど近くの耳元で囁かれる声や物音はかなりの臨場感だ。イマーシブシアター自体も“没入型”と呼ばれるが、VRで観劇することによってその没入感は一層深くなる。せっかくなら、外界の光も音も遮断して臨みたい。イヤホンやヘッドホンは必須だ。

百物語をモチーフに繰り広げられる新感覚ホラー×ダンス作品『夜想 百物語』

今回開催される『夜想 百物語』は、日本の伝統的な怪談会である百物語をモチーフとしたストーリーだ。蝋燭が灯る薄闇の和室に身を置き、自身の周囲360度で同時に巻き起こる怪異の数々を自らの視点で目撃するその体験は、単なるダンスや演劇を超えた新感覚ホラーといえるだろう。

さらに、本公演のチケットをDAZZLEユーザーズサイトにて購入すると、14の物語から一つを選び、投票することができる(期間限定)。人気上位7つの物語で本編が構成され、その組み合わせによってエンディングも変化するため、上演ごとに異なるストーリーが展開されるというわけだ。「怪談を百話語り終えると、本物の怪異が現れる」とされる百物語だが、『夜想 百物語』の終わりには何が現れるのか。 ぜひ、自身の目で確かめてほしい。

「DAZZLE」が誘う怪奇で幻想的なイマーシブシアター。VRというテクノロジーを使ってその世界観にさらに深く没入することで感覚は研ぎ澄まされ、最新型のエンターテインメントをいっそう堪能できるはずだ。

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