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貴乃花と離婚した河野景子、『花束みたいな恋をした』のように新恋人を語る「婦人公論」インタビューに思うこと

  • 2021.3.7
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貴乃花と離婚した河野景子、『花束みたいな恋をした』のように新恋人を語る「婦人公論」インタビューに思うことの画像1
「婦人公論」2021年3月9日号(中央公論新社)

「婦人公論」(中央公論新社)の3月9日号、特集は「エコだけどケチじゃない『始末のいい』暮らし」です。「始末のいい暮らし」とは聞き慣れない言葉ですが、一体どういう暮らしのことなのか!? さっそく中身を見ていきましょう。

<トピックス>
◎エコだけどケチじゃない「始末のいい」暮らし
◎夫が狩った獲物、まるごと一頭いただきます
◎河野景子 感性の合うパートナーと私らしく歩いていきたい

結局「ていねいな暮らし」系なのか

特集の「エコだけどケチじゃない『始末のいい』暮らし」。気になったのは「始末のいい暮らし」とは一体何なのか、という点についてです。いわゆる「ていねいな暮らし」とは違うのでしょうか。

最初のページを見ていくと、「必要なものだけ買う、特性を活かす、最後まで使い切る、第二の用途を探す……」と説明が。続けて「外出もままならないいまだから、日々の生活を少し見直してみませんか」とあり、“コロナ禍だからこそ生活の見直しを!”という趣旨のようです。

続けて取り上げられている人物は、 “シンプルな生活”を勧める料理家・有元葉子氏を始め、断捨離して古民家に移り住んだ女優で陶芸作家の丘みつ子氏、「皮も、葉も、根も賢く食べ切る」レシピを紹介する料理研究家・久保香菜子氏、「繕いの魅力を発信」している“暮らしの装飾家”・ミスミノリコ氏など。結局これって、「ていねいな暮らし」では……?

ではなぜ「ていねいな暮らし」という言葉を使わないのか? このごろは「ていねいな暮らし」が「意識高い系」と同様、嘲笑を含む、人を揶揄するときに使われることの多い言葉として定着してきたためでしょうか。

「ていねいな暮らし」系の元祖といえる雑誌「暮しの手帖」(暮しの手帖社)も昨年1月、「丁寧な暮らしではなくても」というコピーを表紙に掲げ、話題となりました。

言葉の上では女性誌も“脱・ていねいな暮らし”をしつつあると感じましたが、中身には大きな変化が見られないのも事実。コロナ禍のような非常時でも「始末のいい暮らし」を心がける余裕のある人はそもそも、通常時から心がけられているのでは。非常時だからこそ、もっとダラけさせてくれと思う人も多いはず。もっとテキトーでずぼらな人間にも暮らしやすい世界になってほしいものです。

ガチな“始末のいい暮らし”は鹿の解体から

「始末のいい暮らし」って結局「ていねいな暮らし」か……と鼻白みつつ、イラストレーター・服部小雪氏のインタビュー「夫が狩った獲物、まるごと一頭いただきます」には、確かに「ていねいな暮らし」では括れないものを感じました。

彼女は、登山家であり、著書『サバイバル家族』(中央公論新社)などで知られる文筆家の服部文祥氏の妻。文祥氏が狩った鹿やイノシシを家族で解体するのが日常とのこと。夫が初めて鹿の生首をリュックに入れてきた時はたまげたそうですが、今では自ら解体を行い、解体で出た雑肉は鶏に与え、骨は犬に与え、内臓も火を通して犬のおやつに。

そのため、生ごみはほとんど出ないそう。これぞまさしく、ていねいな暮らしを超えた「始末のいい暮らし」。文祥氏のTwitterによれば、狩りで得た獲物の写真は“閲覧注意”の制限がかかり、設定によって閲覧ができないそうです。「#ていねいな暮らし」と違い、「#始末のいい暮らし」はSNSでは映えないのかもしれません。

河野景子の不倫疑惑「言い訳」インタビュー

最後に見ていくのは、河野景子のインタビュー「感性の合うパートナーと私らしく歩いていきたい」です。2018年に貴乃花 光司と離婚し、昨年末に「週刊文春」(文藝春秋)で、映画監督兼エステサロン経営者のジャッキー・ウー氏と再婚報道があった彼女が、離婚や新恋人について語っています。

新恋人に惹かれた一番の理由は「感性が合うこと」で、「好きなものや人生に対する姿勢も似ているし、今、私が関心を持っている仕事や活動にも共感してくれるので、それこそ話が尽きないんですよ」とのこと。映画『花束みたいな恋をした』の主人公カップルのような恋(しかも初期のほう)を、河野景子氏は現役でやっているようです。

パートナーとして意識し始めたのは19年末と語っていますが、「文春」には10年前に出会い、離婚前から同じマンションを借りていたと書かれていたことには言及しておらず。全文が「言い訳」としてきれいにまとまっており、「婦人公論」読者の感想が気になる部分でした。

島本有紀子(しまもと・ゆきこ)
女性ファッション誌ウォッチャー。ファッションページから読み物ページまでチェックし、その女性誌の特性や読者像を想像するのが趣味。現在は、サイゾーウーマンで「ar」(主婦と生活社)と「Domani」(小学館)レビューを担当中。

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