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1000匹のホタルと夏を楽しむ「名草ホタルまつり」

  • 2015.6.12
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栃木県足利市北部の自然豊かな名草地区にゲンジボタルを守るホタルの里があります。6月上旬~下旬には「名草ほたるまつり」が開催され、約1000匹ものホタルが夜空に舞う姿は幻想的できれいですよ。

夏の訪れを感じる、はかなくも美しいホタルの光

東北自動車道の足利インター出口から車で10分ほどの山間に「名草ほたるの里」はあります。

渡良瀬川が有名な足利市は史跡や古い建造物があり、石畳などの昔ながらの街並みが美しい観光地としても人気の町です。その市内の繁華街から車で20分、四季が美しい山々と豊かな自然に恵まれた名草地区で、自然発生のホタルを観賞することができます。

ホタルは蒸し暑く曇った風のない夜に多く見られ、20時から21時くらいまでが最も飛ぶ時間帯と言われています。その日の天候や環境に左右されることはありますが、それも自然ならではの楽しみとして味わいましょう。

地元の人々によるホタルの保存活動

名草の自然豊かな里山には昔から多くのホタルが生息していて、夏の風物詩として親しまれてきました。しかし生息環境の悪化によって生息地が減り、年々ホタルが見られなくなりました。そこで地域の人々が「名草源氏ホタル保存会」を発足。ゲンジボタルの養殖や保護、地域の自然環境の整備など、ボランティアでホタルを守る活動してきました。その活動が評価されて1989年に環境庁(現在の環境省)から「ふるさと生きものの里」として認定されています。

25年以上にも及ぶ活動により、今ではホタルは1000匹以上にも増え、「名草ホタルまつり」には毎年他県からも多くの人が訪れるようになりました。

「名草ほたるまつり」では地元の人々による模擬店も出店しているので、やきそばやかき氷を味わいながらお祭り気分を満喫できますよ。大自然の中で舞うホタルを楽しみに、少し足を伸ばしてみませんか。

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