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コロナ禍で激変する働き方に悩む人多数!みんなどうしてる?

  • 2021.3.3
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新型コロナウィルスが流行し始めてから、働き方が大きく変わった人も多いですよね。コロナ禍での転職や、リモート勤務の進め方、人に会えない生活でいかにメンタルを保つかといったことに、きっと多くの人が悩んでいるはず。
今回は、これらの悩みと向き合い、解決策を模索した筆者周辺の女性たちの体験談をご紹介します!

コロナで転職を決意するも大苦戦!たどり着いた先は?

都内在住のYさん(28歳女性)は、アパレルブランドの正社員として働いていました。短大卒業後に契約社員として入社したころは販売員として店頭で接客することが主な仕事でしたが、徐々に仕入れや企画、SNSを使ったマーケティングまで任されるようになり、入社5年目で正社員に昇格。自分の担当するエリアにある店舗を統括する立場となりました。

近年は、ネット販売のみで店舗を持たないアパレルブランドや、大手ファストファッションブランドに押されて、苦境が続いていたYさんのブランド。新型コロナウィルス対策として発令された緊急事態宣言の影響で店舗の休業を余儀なくされ、ついには希望退職者を募るほど業績が悪化してしまいます。

これを機に転職を決意したYさんは、景気に左右されにくく安定感のある、事務職をメインに転職活動を開始します。しかし、事務職は人気の職種のためそもそも求人が少なく、コロナの影響で求人がほぼないという事態に直面したのです。

安易に安定を求めるだけでは、職に就けそうにない現状。Yさんは、これまでの経験を通して得た自分の強みは何か?激動の時代にも生き残っていける職種は何か?もう一度立ち止まって考えてみました。そこで、今までは聞いたこともなかった「ECディレクター」という仕事に出会ったそうです。

ECディレクターとは、オンラインで店舗を持ちたいクライアントに、サイトの構築や集客などのサポートを行う仕事。webに関する知識が求められるものの、経験も学歴も不問という会社もあり、「集客を行う」という点ではYさんの得意分野と言えます。

土日休み、入社3年目で年収500万円も夢じゃない、仕事が軌道に乗れば在宅勤務もOKと、前職にない魅力的な条件に「これだ!」と感じ、早速面接を受けたそうです。Yさんに、このときの面接でのポイントを聞いてみました。

志望動機は「コロナ」でOK

面接ではまず、志望理由が「コロナによる業績悪化」であることを伝えました。志望理由を考えるのに苦労することも多い転職活動ですが、Yさんのようにコロナの影響での業績悪化が理由の場合は、オープンに話してOKとされています。

未経験の分野もカバーする熱意をアピール

続いて、自分のスキルに関して、SNSを使った集客やマーケティング、物流や在庫管理などの経験があることをアピールしたYさん。webに関する専門知識はあまりないものの、これから努力して習得していきたい思いも伝えました。

面接での前向きな姿勢と集客に関する実績が評価され、見事に内定を勝ち取ったYさん。コロナ禍の転職活動では、自分が得意な分野を見極め、未経験の分野にも積極的にチャレンジすることが成功のカギなのかもしれませんね。

リモート勤務での集中力、どう保つ?

都内のwebメディア運営会社に勤めているMさん(27歳女性)は、コロナの流行を機にフルリモート勤務となりました。最初は、毎日の満員電車から解放され、通勤に使っていた時間もゆったり過ごせる!と、リモート生活を満喫していたMさんでしたが、月日が経つにつれ、課題も見えてきたそうです。

Mさんが暮らしているワンルームマンションの部屋には机が1つしかないため、食事も仕事もプライベートな時間も、ずっと同じ机の上。これでは、オンとオフの切り替えがうまくできず、仕事に集中するのが難しいと感じていました。

そして、シンクにたまっている洗い物が気になったり、トイレのついでに洗濯物を片付けたくなったり…と、勤務中に家事をしてしまうという課題も浮上。オンライン会議などで人と会う約束がない日は、ダラダラと深夜まで仕事を持ち越してしまうこともあったそうです。

深夜まで仕事をすると、睡眠不足で日中のパフォーマンスが下がる、日中に仕事が終わらずまた深夜まで仕事をしなければならなくなる……という負のループに陥ったMさん。このままでは、仕事の質も健康も危うい!と悟り、仕事に集中できる環境を整備することを決意し、以下のことを実行したそうです。

机の位置を変更

これまで部屋の真ん中に置いていた机を、壁側に移動。仕事中は、部屋の風景が目に入らないようにしました。

断捨離

本当に必要なもの以外思い切って捨ててしまうことで、部屋が散らからないようにしたそうです。

パーテーションを設置

仕事中は、机をぐるりと囲むように折り畳み式のパーテーションを設置。ワンルームでも空間を区切ることで、仕事モードに切り替えやすくなりました。仕事が終わると、パーテーションは折りたたんで収納。これで、プライベートな時間はいつも通りの自宅に戻せます。

環境を整え、以前よりも集中して仕事を進められるようになったMさん。フルリモート勤務をきっかけに、時間も持ち物も無駄を減らし、仕事もプライベートもより充実させることができたと話してくれました。リモート勤務でやりにくさを感じたときは、Mさんのように物理的に集中できる仕組みを作ってみるのもいいかもしれませんね。

コロナ禍で揺れるメンタル、どう付き合う?

Kさん(30歳女性)は、企画職として自動車メーカーに勤めています。コロナの流行以来、週3日はリモート勤務、週2日は出社して勤務というスタイルになったそうです。以前は当たり前だった同僚とのランチや雑談が、コロナの流行以来激減。会えない間に退職している同僚がいたり、雑談がないために仕事がやりづらかったりと、強い孤独感を感じていたそうです。

メールやチャットの返事がなかなか来ないだけで「私、何か嫌われるようなことを言ったのかな?」「きっと嫌われているに違いない……」と、ネガティブな思考から抜け出せなくなったKさん。このままでは心身ともに不健康になってしまうと、対策に乗り出すことにしました。

小さな不安も放置しない

リモートで仕事をしていると、ちょっとした疑問や不安を一人で片付けてしまうこと、ありますよね。Kさんも、「こんなことで問い合わせるのは面倒だし、相手の時間をとるのは申し訳ない」という思いで、知らず知らずのうちに一人で片付けるクセがついてしまっていました。

そのことが積もり積もって大きな不安を生んでいることに気づいたKさんは、面倒でも疑問はその場で解決しようと決意。疑問点は都度確認することで会話も生まれるし、無用な勘違いも避けられるようにました。

とにかく誰かの顔を見て話す

リモートでは、チャットやメールでやりとりをすることが多かったというKさん。相手の表情を見ることができない文字だけのやりとりに、強い孤独を感じていました。

「とにかく誰かの顔を見て話したい!」と思ったKさんは、プライベートで友人や家族とZOOMを使って話す機会を増やしたそうです。たとえ会えなくても、画面越しに顔が見えるだけで人とのつながりを感じることができました。

体を動かす

これまで運動の習慣がなかったKさんですが、天気がいい日は散歩にでかけるようにして、家では動画を見ながら筋トレを開始しました。体を動かすと、心もすっきりして仕事もプライベートも気持ちが楽になったそうです。

リモートでも人と話す機会を増やしたことで、コロナ禍で孤独を感じていたのは自分だけでないことに気づいたKさん。自分なりの方法で自分をケアし始めてからは、ネガティブな思考に陥ることも少なくなったそうです。

アフターコロナの世界でも、自分らしく働こう

コロナウィルスの流行で、多くの人が働き方の変化を余儀なくされました。何の前触れもなく訪れた変化に最初は戸惑うかもしれませんが、自分らしく順応していきたいですね。

アフターコロナの働き方では、疑問や不安はそのままにせず、素直に向き合うことが成功のカギとなるのかもしれません。見てみぬふりをしてきた自分の本音には、今後を生き抜く大きなヒントがきっと隠されていますよ。

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