【下北沢】200円のコーヒーを片手に和める”異国の蚤の市”のようなセレクト雑貨店「三叉灯」

「タイムアウト」誌の『世界で最もクールな街』の第2位に選出されたこともある下北沢。 大きな商業施設はないけれど、カレー・演劇・音楽・古着など、街を歩いてみつける楽しみはアチラコチラに潜んでいます。三叉路付近で、最近みつけた「三叉灯（sansato）」。コーヒーを飲みながら、まったり服や雑貨選びもできる自由な感じがシモキタらしい…♪

1階で購入したコーヒーと焼き菓子を店内でも？

下北沢駅から南側のメインストリートを少し歩くと三叉路があります。人々が交差する、そんな場所に“灯“を！ との思いで、2015年にリニューアルオープンしたという「三叉灯（sansato）」。

店舗内にはコーヒースタンドも出現。しかも200円というリーズナブルなお値段。そろっと入店してみると、ヨーロッパの蚤の市のような心地いい空間となっていましたよ。コーヒーは、下北沢の人気カフェ「BOOKENDS」さんと同じ下北沢ブレンドで、焼き菓子の品揃えも迷ってしまうほどです。

2階奥のソファでVIP気分に

ケーキとセットで480円、シナモン香るふんわり優しいケーキ

コーヒーは、1階のカウンター、2階のソファ、店の前の席、そして3階でもいただけるようですが、3階ではイベント開催中なので、２階の奥のソファでのんびりと…。フレンチな雰囲気のお部屋におさまり、窓から人の往来を眺めながら、空間を楽しみ尽くすひととき。なんて贅沢な時間。たまにはいいか…。

作家さんの雑貨やセレクトされた衣類が空間を飾る

以前は原宿的な若い層がターゲットのお店だった気がしますが、今回入ってみると、ミュージアムか？ 蚤の市か？というくらい、見どころたっぷりのセレクトショップでした。作家さんの雑貨やセレクトされた衣類やシューズだけでなく、本や絵本のセレクションにも注目です。

階段や踊り場も所狭しと並ぶ雑貨たち

あとはお店でのんびりご確認くださいね

ソファの横にあったハンカチがキュートすぎて、一目惚れした柄を迷わず購入しました。レトロウェアのテニスプレイヤーのイラストと、蛍光グリーンの縁取りというミスマッチさがおしゃれ。素材が柔らかで、首に巻いても、お弁当などを包んでも良さそう。このご時世、手を洗う機会も多く、ハンカチやミニタオルは必携ですからね（買い物の言い訳）！

3階は文化香るイベント開催やカフェスペースに

3階の「room310」は、個人作家の個展や詩の朗読など、文化の香り漂うイベントが開催されるスペースだそうです。それ以外の時は、カフェスペースに。路面店や低層の店舗がほとんどというシモキタ。3階から街を眺められるカフェは貴重ですね。

ちょうど、2/13〜3/7 という日程で個展「錬金術師の資料室」（8;30〜18:00）が開催されていました。独自の世界観で壮麗な空間を創造されていて、部屋自体が細密画の作品であるかのよう。

大きな窓に飾られた「透明博物画」という透明な額縁のような作品は圧巻でした。大きな窓からの風景や時間ごとに変わっていく光を借景に、透ける額縁は素敵。多くにSold outの表示がつけられていましたよ！（価格はSサイズ18,700円〜LLサイズ27,500円）。

「医療系雑貨生みたて卵屋さん」は、医療の関わる歴史をテーマにしたアンティーク風イラストでデザインされた文具・雑貨を制作されているようです。落ち着いた色彩で描かれた白衣姿の動物や鳥たちに和む“おくすり手帳”を購入しましたよ。

「医療系雑貨生みたて卵屋」HP：https://www.umitategg.com/about

昔飼っていた文鳥を思い出すイラストのお薬手帳と一目惚れのハンカチとかわいいポストカード

席数はわずかだし、コーヒーや焼き菓子をテイクアウトする人も多いようです

作家さんのこだわり雑貨や本や衣料品などが、きちんと整頓され、愛情たっぷりにディスプレイされています。訪れるたびに何か発見がありそうな、不思議な魅力あふれるセレクトショップ「三叉灯」。大切な人へのちょっとしたギフト選びにも使えそうで、ちょっと休憩にも便利！ついつい足が向かってしまいそうです♪

※2021年2月中旬に訪問時の情報です。今後変更があるかもしれませんので、公式SNSなどにて詳細を確認願います。

三叉灯 （sansato） 住所：東京都世田谷区代沢5-36-14 下北沢駅徒歩約３分 営業時間：現在は9時〜19時（今後の状況により変更あり） 定休日：月曜日（年末年始を除く） TEL：03-3419-2305 公式HP：https://sansato.jp