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コスメもカスタマイズする時代!パーソナライズを取り入れたスキンケアブランド3選

  • 2021.3.3
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昨今、自身で肌状態に合わせて自由自在にカスタマイズできるコスメが注目され人気を集めています。そこで今回は、ブランドストーリーと一緒に精鋭のカスタマイズコスメブランドをご紹介します。

1.肌質や肌悩みに合わせて保湿プラスαのカスタマイズを。〈クリニーク〉から、カスタマイズ専用「クリニークiD」が生まれた理由。

「モイスチャーベース全3種」「カートリッジコンセントレート全5種」乾燥肌や混合肌など、肌質によって選べる3種のモイスチャーベースと、ゆらぎやくすみなど肌の悩みに合わせて選べる5種類の美容成分入りのカートリッジ(コンセントレート)をセットする「カスタマイズモイスチャライザー」。全15通りになる。各6,500円(クリニーク 03-5251-3541)

普通肌に混合肌など、肌の質は様々。また、たるみやくすみなど、肌の悩みも千差万別。そんな複雑な肌事情に対応するべく、3種のモイスチャーベースいずれかに5種あるカートリッジのひとつを組み合わせるカスタマイズモイスチャライザー「クリニークiD」が登場する。「クリニークは、ブランド発足当初から肌質に合わせたお手入れを提案し続ける、カスタマイズケアのパイオニア的存在。今回新たに登場するシステムは、ブランド哲学の現れのようなものなのです」(クリニークPR・長友英倫子さん)

スタイリッシュなボトルは、1プッシュでモイスチャライザーとコンセントレートを理想の割合で混ぜられるというスグレモノ。「処方はもちろんボトル設計にもこだわり、開発に約3年を費やした自信作です。肌質や肌悩みに合うお手入れを模索している人は、自分専用にカスタマイズして楽しめるモイスチャライザーのパワーを、ぜひこの機会に実感してください」

〈クリニーク〉/1968年に誕生。「肌は生まれ持ったもので変わらない」という考えが常識だった当時、ケアによって肌を変えられるというブランド哲学は、画期的だった。日本には78年に上陸。現在日本で販売される製品は、処方など、日本人の肌に合わせて作られるものも多い。

(Hanako1169号掲載/photo : MEGUMI (DOUBLE ONE) text : Yumiko Kazama)

2.心と肌を癒すスキンケア。〈桃谷順天館〉から〈ONE to ONE Beauty lite〉が生まれた理由。

右から、ゲルクリームアドバンスト エイジングケア メディテーション、コンセントレートローション エイジングケア フローラルシトラスローション&ゲルで終了するシンプル2ステップスキンケア。理想の肌イメージからアイテムを選べるうえ、心の状態に合わせて香りのチョイスも可能。ネット専売。右から、30g 4,500円、100ml 3,500円(ONE toONE Beauty lite https://shop.1to1beauty.com/
より細かなカスタマイズができるプレミアムオートクチュールブランド「ONE to ONE Beauty」も要チェック。好きな美容成分が選べるUVカラーベース。トーンアップ パーソナライザー SPF22・PA++++ 15g12,000円(ONE to ONE Beauty)。
香料がズラリと並んだ調香オルガン台。フレグランスと同じく、調香師が様々な香料をブレンドし、スキンケアコスメの香りを作っている。

外出自粛やマスク着用などが新しい生活様式で必須になっている今日この頃。かなりのストレスに晒され続け、心身ともに不調をきたす人が多いという。そこで今回は、心の疲れを和らげるスキンケアを提案。桃谷順天館がプロデュースするONE toONE Beauty liteをフィーチャーする。

「ONE to ONE Beauty liteは、理想の肌イメージ×香りで選べるカスタマイズブランドです。ラインナップは、コンセントレートローションとゲルクリームアドバンストの2品。どちらもエイジングケア、ブライトニングケア、毛穴や肌トラブルが気になる人向けのクリアケアがそろいます。香りは、ローションだとタイプごとの天然精油ブレンドか無香料を選択。ゲルクリームはどのタイプでも、無香料を含む4つの香りから、気分に合わせて好きなものを選べます」(桃谷順天館 研究本部 中央研究所 所長・高橋智彦さん)

ローションとゲルは別々な香調になるけれど、どうレイヤーしてもいい香りになるのが不思議。朝晩肌をお手入れしながら香りを楽しめば、それだけで疲れがリセットされ、前向きな気持ちになれる。フレグランスでも、ここまで良質な香りは珍しいのでは。ストレスが溜まっている人にぜひ、試してもらいたい逸品だ。

〈ONE to ONE Beauty〉/桃谷順天館は約400年前に誕生した薬種商にルーツを持ち、1885年に創業。創業者の桃谷政次郎が妻のために調合した「にきびとり美顔水」を販売し、全国的にヒットした。顧客の体調や悩みを聞いて薬を調合していた薬種商の精神は、ONE to ONE Beautyブランドに受け継がれている。

(Hanako1193号掲載/photo:MEGUMI styling:Momoko Miyata text:Yumiko Kazama)

3.カスタマイズ×循環力アップでなりたい肌を叶える新システム。〈est〉から「GPサイクルセラムケア」が生まれた理由。

3種の美容液で、肌の巡りをサポート。右から、「エストG.P. エンリッチド セラム モイスチャライジング 80g」 12,000円、エストセラムワン[医薬部外品]90g 12,000円、「エストG.P.コンディショニング セラム モイスチャライジング 100ml」12,000円(花王0120-165-691)

ひとりひとり異なる肌の質やコンディションに合わせたお手入れを提案する〈エスト〉から、3つの美容液で肌をケアする新ラインが発売され、話題を集めている。「新しいスキンケアラインは“GPサイクルセラムケア”といって、炭酸泡の導入美容液“セラムワン”とローション状美容液の“コンディショニングセラム”、乳液状美容液の“エンリッチドセラム”の3ステップで行います。コンディショニングセラムとエンリッチドセラムはそれぞれ保湿、ハリ、潤いによる明るさの3タイプを用意。肌状態や理想の肌に合わせて、3×3の9通りからパーソナライズできるようになっているんです」(花王ソフィーナ事業部エスト担当・松本茉祐子さん)

今回の「GPサイクルセラムケア」は、肌内部の、美しくなるための“循環力”を高めるシリーズだ。肌の内側には、水分や栄養を運ぶ血流のほか、たんぱく質の合成やリサイクルなどさまざまな〝巡り〞がある。「GPサイクルセラムケアは、角層の奥まで潤いを届けて行き渡らせることで、美の〝巡り〞を助けます。3ステップでのご使用がおすすめですが、どれかひとつから試したいという方には、セラムワンを取り入れるのがおすすめ。あとから使うアイテムの浸透を高めるので、スキンケアの力を、いつもより実感できるはずです」

〈est〉/美の潜在力を高める個肌対応のスキンケアブランドとして、2000年に誕生。2007年には、炭酸やマッサージを取り入れた新しいケアを提案。2017年には貯水力、2018年には再生力に着目したスキンケアを発表。常に、先端の研究成果を盛り込んだ製品を開発する。

(Hanako1180号掲載/photo:MEGUMI(DOUBLE ONE)styling:Momoko Miyata text:Yumiko Kazama)

連載「あのコスメが生まれた理由」

女性の輝きのきっかけを与えてくれるコスメ。そんな私たちに欠かせないコスメがどんな想いで展開されたのか。そんな化粧品メーカーのブランドストーリー「あのコスメが生まれた理由。」を、Hanako本誌連載「Hanako Beauty」よりお送りします。

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