シュウマイにグリーンピースが乗っている理由…消えつつあるのはなぜ？

昔のシュウマイにはグリーンピースが乗っている場合がほとんどでした。しかし、最近ではグリーンピースの乗ったシュウマイを見かけません。

では、なぜシュウマイにはグリーンピースが乗っていたのでしょうか？その起源を調べてみました。グリーンピースが消えつつある理由についても紹介します。

シュウマイは、中華料理として日本で親しまれている点心の1つです。ならば、中華料理店で出されるシュウマイにグリーンピースが乗っていると思うかもしれませんが、それは違います。

中華料理のシュウマイにグリーンピースは乗っていません。シュウマイにグリーンピースを乗せるという発想は日本独自のものでした。

では、どんな理由でシュウマイにグリーンピースが乗せられるようになったのでしょうか？時代は学校給食が始まった頃に遡ります。

当時人気だったいちごのショートケーキに見立て、「シュウマイにグリーンピースを乗せれば、子どもたちが楽しく給食を食べてくれるのではないか？」と考えたのが発端なのだそうです。

最近では、グリーンピースが乗っていないシュウマイが多くなりました。グリーンピースが入っているのは老舗「崎陽軒のシウマイ」くらいです。それも乗せてあるわけではなく、練り込んであるため見えないこともあります。

シュウマイからグリーンピースが消えた理由は、エビやカニなど具材のバリエーションが増え、グリーンピースの必要性がなくなったからだと言われています。

グリーンピースが苦手な人も多いですが、好き嫌いを理由に消えたわけではないようです。

シュウマイにグリーンピースが乗っていなくても、バリエーションが増えたおかげで、シュウマイは今でも大人気メニュー。進化が止まらないシュウマイの未来が楽しみですね。

文・藤野こと（整理収納アドバイザー・ライター）