1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 春眠暁をおぼえず・・・

春眠暁をおぼえず・・・

  • 2021.3.1
  • 562 views

なんだかむしょうに眠い。 寝ても・・・、寝ても、眠い・・・。 もはや寝ているのか、起きているのかすらも分からないくらい眠い・・・。 これも春到来のサインなのだと受け止め、自然の流れには逆らわないように優しく生きよう。 そうしよう。そうしよう。 と・・・こんな日々が続いています。

お元気でしたか? 今日も、今も眠いエミールです。

煌めくばかりの春ですが、眠気とセットになっているのが悩ましいところ。

でも、中国唐代の詩人「孟浩然(もう こうねん)」も「春眠暁をおぼえず」と詠んだくらいですから。

春の朝寝坊は時代をも越え、体内時間がなせる業で贅沢なことのひとつだったようです。

では、本日のお便りはここまで! おやすみなさいと言えないのが辛いところ。

人生は厳しいのです。

いやおうなしに起こされた冬眠中のカエルのようになりつつ、目をこすりながら3月のお話のハジマリ、ハジマリ。

ここからは真面目なお話。 人は本当に100%自分の意志だけで、やっていることばかりではない?

最近の出来事から、ふとそのような思いに至った。

「断りきれない」 いくぶん不本意ではあるが、やらざるを得ない。 そんな側面があるのも人の世のこと。

ある日、自分の生活の中に想いもかけなかったことが突撃してくる。 イヤ? 突撃というよりは乱入・乱闘の類かもしれない。

現実の中にストンと、全く予期せぬことが落ちてくる。

落ちてくるというよりも、刺ってくるという方がリアルかな。

みなさんにも大なり小なり、そんなことがありませんか?

内心は「いやだなぁ」と思いつつも断れなかった。 逃げ遅れたので仕方なくやるしかなくなった。

はたまた、断るのが面倒くさかったので結果的に引き受けることになった。 (この話、実話で聞いた時にはホトホト呆れたものですが、結果的にそのプロジェクトが大成功をおさめたと聞き、二の句も継げませんでした)

ともかくもリビングで昼寝をしていたらトラックが飛び込んできたような状況。 これをどう読むか?

①トラックをたたき出してしまう。

②レッカーを呼び、運び出して貰う。

③乗っ取ってしまう。

④そのままにしておく。

①は断り上手、②誰かの手を借りて解決、④いつになるか未定ではあるが自然解消を狙う。

と・・・気になるのが残りの③、もしかしたら何かのチャンスかも? と思い、飛び込んできた話に乗ってしまう。

何故こんなことを話をしたかというと、新春以降の天空では、プラネットたちの組み合わせがたえず激しい化学変化を起こしているので、誰しもが”突然の国にようこそ“とばかりに、思いもつかないような扉が開いてしまうのです。

扉の向こうには自らの意志ではないことも含め、様々な冒険が待っている。 中にはリスキーなことも?

でも2021年の春は果敢に立ち向かっていくのも面白そう。

ちなみに先程登場した、二の句が継げなかった実話の成功談。

やっても勝ち目がないプロジェクトが相手だっただけに 「パラドックスの原理で行こう!エイエイ!オー!」 のノリで進めたのだそうです。

パラドックスといえば有名なのは「アキレスと亀」の話。

足が速いことで知られているアキレスと、ノロマの代名詞のようなカメが競争します。

が、いつまでたっても亀に追いつけないという運動のパラドックス。 えっ? どうして? と思うでしょう。

アキレスが亀に追いついたとしても追い越せないのは、亀も動いているのでその瞬間にほんのわずかでも先に進んでしまっていることになるから。

と・・・、一見もっともらしいストーリーなのです。

相手はアキレスで自分たちは亀だ。 しかし、亀にも勝ち目はある、少しでも先にスタートしよう!

と・・・、ホントにアキレスも亀も真っ青な成功談!

ホントに何を考えているのでしょうね。

さて、話を元に戻すと、今春は冒険の旅をしませんか? というオススメです。

今もっている価値観や意志といったものを少し横に置いてみてください。 もしかしたら、やればできるかな? くらいの気持ちで取りかかってみるのも、自己改革や意識変遷につながるかもしれません。

春は起爆剤をセットする最適の季節です。

人生には非凡な発想、奇抜なアイディアやユニークな行動。

そして何よりも、楽しいこと探しが一番大切なのです!

達成できるかどうかは、二の次でもいいのかもしれませんよ。

ミケランジェロだって 「人間にとって最大の危険は目標が高すぎて達成できないことではない。目標が低すぎて達成してしまうことだ」 って、言ってますからネ。

本日の私も非凡な才能を発揮して、「寝ながらこのお便りを書きました」。

コックリ・・・コックリ・・・、10行書いては、またまた寝落ちそうになり、ハッと目が覚め、なんとか、ここまでたどり着きました。

眠りの達人ネコもビックリ。 そんな春の午後です。

エミール

このコも本当に眠そう。 「寝る子」=>「ネコ」とはよくぞ言ったものですね。

お話/神野さち(エミール・シェラザード)先生

元記事で読む
次の記事
の記事をもっとみる