【ボディーワーカー森拓郎のダイエット道場】ダイエットサプリを買うならそのお金で栄養の高い食事を摂るべき

ボディワーカー 森拓郎のダイエット道場

教えてくれたのは…

ボディメイクの救世主

森拓郎さん

運動指導者。パーソナルトレーニングジム「rinato」、小顔・美容矯正サロン「ルポルテ」をプロデュース。独自のボディメイク理論を数々のメディアに発信し、Twitterのフォロワー数は8万超。著書は『ボディメイクストレッチ』（SBクリエイティブ）ほか多数。
Twitter：@moritaku6

Ｑ．痩せ効果をアップさせるためにダイエットサプリはどれを選べばいい?

運動しなければ、どんなサプリも役に立たない

ダイエットサプリは代謝が上がってカロリーが消費できる、と思っている人が多いんですが、そんな都合のいいものはありません。ダイエット系サプリは、主に脂肪分解促進サプリと脂肪燃焼サプリの2種類。カフェインなどの脂肪分解サプリを摂って脂肪が分解されても、運動をしなければまた脂肪として再合成されます。カルニチンやα-リポ酸などの脂肪燃焼系サプリは脂肪を燃焼する際に必要な栄養素を補給するもの。こちらも活動量を上げないと、栄養素を過剰に摂っただけで、より脂肪が燃えるわけではありません。つまりダイエットサプリを飲むなら、これまで以上に活動量の多い運動が不可欠なわけです。しかも、これらの栄養素は体で合成されているもの。だから普通の食事をしていれば、あえて摂る必要はありません。アラサー女子世代でダイエットサプリを買うくらいなら、そのお金で栄養のある食事を摂ったほうがダイエットにはずっといい。サプリより先に食事の見直しを。

Ｑ．ダイエットにいいっていう腹八分目ってどれくらい？

次の食事までにおなかが空くのが食事の適量

ダイエットには腹八分目がいいというけど、それを守る必要はないですよ。ダイエットで大事なのは、食事の量より内容。栄養の低いものを腹八分目食べるより、栄養バランスのいい食事を腹十分目摂ったほうがずっといい。代謝を上げるには、とにかく質が大事なんです。栄養バランスがとれた食事というのを前提として、食べる量は？ と聞かれたら、次の食事までにおなかが空く量と答えます。たとえば朝食を食べられないのは夕食の量が多い可能性も。次の食事までにおなかが空いて三食食べられる、自分にとっての適量を考えてみよう。

撮影／恩田亮一 イラスト／腹肉ツヤ子 取材・文・構成／山本美和