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植木鉢カルチャーに、気持ちが和む!

  • 2021.2.25
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東京には緑が少ない、なんていったい誰が言ってるの?

フィガロジャポンでも活躍する写真家の高木康行が発表した写真集『植木』には、東京の住宅街の路地裏や軒先にならぶ色とりどりの植木鉢が収められている。手入れの行き届いた日本庭園や盆栽、生け花ではなく、家の前に飾られている名もなき植木鉢に着目したのは、それが自然と人間との架け橋になり、コミュニティにつながりと美意識を促す役割を担っているから。一握りの人々のための芸術である生け花や盆栽より、植木鉢はもっと自由でたくましいのだ。そもそも植木鉢の文化は、江戸期の社会で武士から広まったという。気に入った植物を飾り、世話をするなかで、ようやく訪れた天下泰平を享受していたのだろう。人間とのより深い繋がりを路上の植木鉢に感じるのは、そんな背景も関係しているのかもしれない。なぜ東京には、公園の樹木ではなく植木が多いのか。そんな疑問を持った方は、写真集の発刊を記念したオンライントークイベント「東京ボヘミアンガーデン」へご参加を。イベントには著者と早稲田大学のブロッソー・シルヴィ教授が登壇、日本人と植物の関係性や文化を紐解く。

高木康行著・撮影リブロアルテ刊¥3,960

YASUYUKI TAKAGI東京都生まれ。ニューヨーク・ブルックリンの美術学校 Pratt Instituteでメディアアートを学ぶ。在学中は実験映像、ビデオアート、写真などを制作。卒業後は著名フォトグラファーのアシスタントとして世界各地の撮影に同行、約10年後に独立。アート、エディトリアル、コマーシャル写真のフィールドでキャリアを重ねる。2012年、南フランスで行われた国際写真コンテスト「27th International Hyeres Festival of Photography」、2014年「CCNY(Camera Club of New York)」の国際コンペティションでファイナリストに選出。現在は東京を拠点に国内外のメディアで活躍するほか、映像ディレクターとして映像作品を手掛けている。現在、3冊目の写真集『マロニエ』刊行準備中。

『東京ボヘミアンガーデン』開催日時:2021年2月28日(日)14時〜15時20分ATELIER MUJI GINZA Online(オンライン配信)参加費:無料、事前予約不要動画視聴URLhttps://youtu.be/oazYH_HxkSUhttps://atelier.muji.com/jp/event/3030/

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