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アプリ、相談所、街コン…自分に合った「婚活」を見つけることが結婚への近道だ!

  • 2021.2.17
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さまざまな「婚活」のメリット、デメリットとは?
さまざまな「婚活」のメリット、デメリットとは?

婚活アプリ、結婚相談所、合コン、街コン、友達の紹介――。婚活するにはさまざまな場所と方法があります。どこで婚活すれば、一番効率的に結婚ができるのでしょうか。

それぞれの場所にそれぞれのメリット、デメリットがあるのをご存じですか。

婚活アプリは気軽に出会えるけれど…

近年、人気なのが「婚活アプリ」です。男性は数千円、女性は無料、また、男女ともに無料で登録できるアプリもあり、手軽に利用できるのが最大のメリットです。

アプリの中には、怪しい「出会い系」とは一線を画すために、身分証明・独身証明・収入証明・学歴証明・資格証明など、公的書類の提出を促し、提出している人はサイト画面にチェックが入るようになっているものもあります。しかし、これらの書類提出は任意なので、提出せずに利用している人が多いのです。

また、人が介在しないチェック機構は、いくらでもくぐり抜けることができるので、既婚者が独身を装って登録している場合もあります。

こんな例がありました。婚活アプリで半年間活動をしていた、須藤美代子さん(31歳、仮名)の話です。

「まずはメールのやり取りをして、そこから会うんですが、だいたい1~2度食事をすると、関係が何となくフェイドアウトしていくことが多かったんです。中には、会ったその日にホテルに誘ってくる、『目的が見え見えな人』もいて、なかなか素敵な人に出会えませんでした」

そんな中で、美代子さんは「やっと理想の男性を見つけた!」と思ったことがありました。

「上場企業に勤める、3つ上の男性でした。私は彼と結婚できればいいなと思っていたので、何かにつけて『結婚』という言葉を出していたら、彼から『僕はそんな早急に結婚を考えていないから、これ以上付き合っているのはお互いのためにならないと思う』って言われてしまいました。以来、LINEもブロックされました」

彼のように、「婚活」と銘打ったアプリに登録していたとしても、結婚を早急に考えていない人がいます。そこで出会って、楽しく恋愛できたらいい。その中で、あわよくば、良い人がいたら結婚しようと思っている人もいるのです。

婚活アプリは、登録者数が700万人を超えているものもあるので、選べる数は圧倒的に多い。しかし、気軽に登録でき、費用も安かったり無料だったりすれば、気持ちも真剣さに欠けます。また、気軽な分、遊び目的の人もいるので要注意です。

結婚相談所は信用があるけれど…

一方で、結婚相談所の場合は、入会に身分証明・独身証明・収入証明・学歴証明・資格証明など、公的書類の提出が必須です。ですから、身上書にうそ偽りはないですし、仲人という見張り番がいるので、遊び目的で女性と会う男性はまずいません。

ただし、人が介在してお世話をするので、入会金・月会費・成婚料とお金がかかります。

また、プロフィールをしっかりと見てお相手を選別するので、条件ありきの出会いになってしまいます。結婚に不利な要素があると、なかなかお見合いを組むことができないのはデメリットです。

先日、35歳の息子さんを持つ親御さん、藤平朋子さん(60歳、仮名)が、相談にいらっしゃいました。

「ウチには38歳と35歳になる息子が2人います。兄の方は33歳の時に結婚して、既に2人の子どもを授かり、夫婦仲良く暮らしています。

心配なのは35歳の次男で、いまだ独身です。長男が35歳の時は既に父親になっていたのに、次男には付き合っている彼女すらいないようです。3年ほど前に、近所の結婚相談所に登録したのですが、思ったようにお見合いが組めませんでした」

35歳の次男さんはある有名な企業に勤め、年収が850万円あるというのです。それなのに、なぜお見合いが組めないのか。その理由を朋子さんはこんなふうに説明しました。

「長男は大卒なんですが、次男は高卒なんです。でも、会社の中で難しい昇進試験にも合格しているから、IT企業に勤めているお兄ちゃんより年収はいいんですよ。やっぱり高卒がお見合いには不利なようです」

確かに、男性の学歴にこだわる女性はいるのですが、仲人をしている経験則から申し上げると、35歳で850万円の年収があれば、学歴が高卒でもそれほどマイナス要因にはなりません。

よくよく話を聞いてみると、組めない原因が他にありました。最寄り駅から車で10分(自転車だと30分以上)かかる場所に、既に一軒家を購入していて、さらに、喫煙をするというのです。

近年、結婚しても、勤めている会社を辞めずに働き続けたい女性が多く、職場から通える範囲内、また、交通の便が良いところに新居を構えたいと考える女性が多いのです。

既に家を買っている男性は「それを売ってもよい」「人に貸してもよい」という柔軟な姿勢でいないと、女性からは敬遠されます。

また、喫煙者にいたっては最も敬遠される条件です。現在は吸わなくても、過去に喫煙経験があることすら嫌がる女性もいるのです。

条件にこだわるのは男性もしかりで、子どもを望んでいると、ご自身が40代でも50代でも20~30代の女性を希望します。

本気で結婚したいからこそ、条件を気にするのです。

また、結婚相談所は、いわば安全地帯の婚活場所なので、これまで恋愛経験がなかった人も多いです。そうした人たちを「誠実」と捉えるか、「面白みがない」と捉えるかで、お相手選びも変わってきます。

婚活パーティー、街コンのメリット/デメリット

婚活パーティーや街コンに出て行く人は、出会いに能動的な人たちですし、大勢の人と話すことが苦手ではありません。ある程度、“コミュ力”のある人が集まっているのです。

また、アプリや結婚相談所の場合は、あらかじめ提示されていた身上書のお写真と、目の前に現れた実物の雰囲気が全く違うことがあるのですが、パーティーにはそうした乖離(かいり)がありません。事前にどんな方が来るかは分かりません。お話をしてみて、フィーリングでお相手を選びます。

ですが、「どんな方が来るか会場に行ってみないと分からない」「お相手の経歴も分からない」というのは、長所でもあり短所でもあります。

佐藤季美枝さん(35歳、仮名)がこんなことを言っていました。

「先日、表参道のあるレストランを貸し切っての婚活パーティーに参加しました。募集要項には15対15と書かれていたのに、実際には男性は11人しかいなくて、女性が4人も多かったんですね。しかも、素敵な人があまりいなかった。

最初に、男性が席を順番に動く3分間のトークがあったんですが、毎回誰とも話せない女性が4人もいるので、その人たちは女性同士で話して、何だか女子会のノリになっていました」

そして、フリータイムになったら、男性と話すよりも女性同士が話す婚活パーティーになってしまったというのです。

ある女性と話をしていた季美枝さんのところに、1人の男性がツカツカツカと歩み寄って言いました。

「佐藤さんは、今日の参加者の中で一番お姉さんですね。昔はモテたでしょう。年上って、パーティーでは不利ですよね。あ、僕は年上、全然大丈夫ですけど」

褒められているのか、けなされているのか分からず、思わずムッとしてしまったそうです。

どんなお相手と結婚したいか、また、ご自身がどんな性格かでも、選ぶ婚活は変わってくると思います。「大勢の中で話すのが苦手」「人とじっくり話したい」なら、1対1の出会いができるアプリやお見合いがお勧めです。

大勢の中でもコミュ力に自信があり、楽しい会話ができるなら、パーティーをお勧めします。

さて、あなたはどの婚活方法を選びますか。

仲人・ライター 鎌田れい

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