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理学療法と同じ効果! 腰痛におすすめなワークアウトとは?

  • 2021.2.17
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悲鳴レベルの腰痛は、立てていたジムのプランが狂ってくるどころの騒ぎではない。それどころか日々の活動さえこなせそうにない気分になる。だからといって腰痛薬を飲むことは有害無益だという。じゃあ一体どうすればいいの? 詳しくみていこう。

医学学術雑誌『アナルズ・オブ・インターナル・メディシン』に掲載された研究では、いつものルーティーンに新たなワークアウトを取り入れることが提唱されている。そしてヨガは、慢性的な腰痛に施す理学療法と同じだけの効果があることが判明したそう。

慢性的な腰痛を抱えている320人の被験者を3つのグループに分けて調査を行った。1つめのグループは毎週ヨガクラスを12週間実施、2つめのグループは理学療法を15回実施、3つめのグループはただ腰痛に関するリーフレットや教育本を読んでもらった。

ヨガクラスでは、両膝を胸で抱きかかえるポーズ、猫のポーズやチャイルドポーズ、スフィンクスのポーズなど、穏やかなポーズを行った。

12週間後、ヨガと理学療法を実施したそれぞれのグループは、知識を得ただけのグループに比べて、腰に関する大幅な機能改善が見られた。そして、ヨガと理学療法を実施したグループ間では、機能や痛みに関して違いはなかったそう。

その上、ヨガと理学療法グループの参加者は調査期間後、痛み止めを飲む確率が知識グループの参加者に比べて、それぞれ前者が21%、後者が22%低かったという。

そして、ヨガと理学療法を受けたグループに見られた改善は、その後1年続いたそう。

この調査結果から、きちんと計画されたヨガプログラムは、理学療法の合理的な代案となる可能性が暗示されたと、研究著者は話す。けれどもやみくもにヨガクラスに参加することは避けて。今回調査で行ったポーズは、安全と有効性を考慮して研究者や専門家によってチョイスされた物。まずはどの方法を続けるべきか医師に相談しよう。

※この記事は当初、アメリカ版『Men’s Health』に掲載されました。※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。

Text: Christa Sgobba Translation: Asami Akiyama

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