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「ディーゼルアートギャラリー」でヤビク・エンリケ・ユウジが個展を開催。テーマは世の中への“違和感”

  • 2021.2.17

2021年2月13日(土)から5月13日(木)までの期間、「ディーゼルアートギャラリー」にて、アーティストのヤビク・エンリケ・ユウジによる個展『MOTION』が開催。コラージュアートや立体作品など、30点以上が展示される。

1997年にブラジルのサンパウロで生まれ、日本で育ったヤビク・エンリケ・ユウジ。雑誌の切り抜きや人物写真、商品のパッケージなどを用いた作品を中心に手がけている。過去にはグラフィティアーティスト・ヴェルディとのコラボレーションや、雑誌『Them Magazine』へのアートワーク提供などでも話題を呼んだ。

ヤビクにとって過去最大の規模となる今回の展示では、コラージュアートのほか立体作品も公開。2つの国の文化で育った彼が、世の中への違和感や不完全さを表現したという。展示内容については次のように語る。

「ある日、ふと高架橋を見ると経年劣化とグラフィティが目についた。技術が発達して複雑化し、完璧なものを求めるこの世の中で美しいと目を引くものは、生々しい現実の違和感だった。ブルジョワジーが歩く大通りに、たむろするホームレス。“スケボー禁止”の立て看板の横に、捨てられたタバコの吸殻。全てを理解しようとするこの世界で、ただ“今”を生きる脱力した若者たち。彼らの遊び場は、そんなこの街の違和感という余白。これらは世界の約束事のように姿を現す。偶発的な歪み、有限性の中で、絶えず、絶えず、意図しない自然な形として現れる歪みに、私は、美しさを覚えたのである」。

また、会場とオンラインストアではオリジナルのTシャツも販売。ストリートシーンでの人気が高まっているアーティストだけに、こちらも見逃せない。


『MOTION』Limited T-shirt ¥7,000

さらに、2月の中旬には、展示をオンライン上で閲覧できるサービスも実施するとのこと。今後の展開にも注目したい。

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