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人気エディター・川口ゆかりの「ふたり暮らしのおしゃれレシピ」第20回「ステイホームが楽しい! おうち時間に最適な冬の手仕事」

  • 2021.2.13
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外食に行ったり、旅へ出る機会が減った今、私たちはこれまで以上に自宅でできる“ちょっとした楽しみ”を求めるようになりました。特に寒さが厳しい2月は部屋の中で過ごすことが長くなりがち。そこで今回は、冬ならではの「手仕事」を紹介します。

大豆・麹・塩。3つの材料だけでできる「味噌」

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季節ごとにいろいろな手仕事がある中で、冬に最適といわれているのが味噌作り。材料は大豆・麹・塩。たった3つとシンプルながら丹精込めて作った自家製味噌は、旨みと愛情がたっぷりつまっていて、市販のものが食べれなくなるほど美味しい。冬のおうち時間に、ぜひチャレンジしてもらいたい手仕事の1つです。

<味噌のつくり方>

[材料]*出来上がり約3kg

大豆 約650g麹 約1kg塩 約350g

[作り方]1:大きめの鍋にたっぷりの水を入れ、大豆を約1日浸します。

2:翌日、アクを取りながら大豆を煮ていく。煮ている間に麹と塩を混ぜ合わせて。

3:2~3時間煮た大豆を潰し、麹と塩に混ぜ、容器に詰めていきます。

4:空気が触れないようにラップなどで覆い、重石をしてから蓋を閉めればOK。

*常温で半年から1年ほど寝かせれば、自家製味噌の出来上がり。

初めて味噌作りにチャレンジするなら?

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材料と容器がセットになったキットを利用してみるのも1つ。私のイチオシは食材宅配サービス『Oisix(オイシックス)』の「手作り味噌Kit(¥3,726)」。厳選された国産材料が使い切りサイズで届き、約40分ほどで完成するというお手軽さ。あれこれ食材を買い揃えなくても、自宅に届けてくれるのもありがたいですよね。

美容にも健康にもいい「ぬか漬け」

ぬか漬けにマストな“ぬか床”は「生ぬか・塩・水・昆布・唐辛子」の5つ。味噌よりも手間はかかりますが、漬けた野菜の栄養価が増したり、健康や美肌にもいいとか。それならば!とさっそく取り入れてみたものの、かき混ぜるのを忘れてダメにしてしまった苦い経験も。

<ぬか床のつくり方>

[材料]生ぬか 1kg塩 120g水 1ℓ

[作り方]1:ホーローなどの容器に生ぬかに水と塩を少量ずつ入れながらよく混ぜます。

2:1に唐辛子・昆布(適量)を加えます。

3:「捨て漬け野菜」を3、4日ごとに交換しながら1週間ほど毎日かき混ぜます。

4:1週間~10日でぬか床は完成!

便利アイテムで上手に手を抜くのも大事。

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ぬか床をいちから育てるのはハードルが高い!そんな方にはあらかじめ発酵させたものがおすすめです。私が愛用しているのは『無印良品』の「発酵ぬかどこ(¥890)」。チャック付袋で保存容器も不要。毎日かき混ぜる手間もなく、びっくりするほど簡単に本格的なぬか漬けができちゃうんです。ズボラな私にはこれくらいがちょうどいい!

洋食派なら自家製ピクルスを

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ぬか漬けが苦手ならピクルスを。私は五味(甘味・塩味・酸味・苦味・旨味)のなかで酸味が一番好きなので冷蔵庫のお掃除も兼ねて、ピクルスを作って常備するようにしています。レンコンやかぶなど、冬の白い野菜を漬けたピクルスは、ワインのおつまみにも最適。

<ピクルスのつくり方>

[材料]水 500ml酢 70ml塩 大さじ1三温糖 大さじ2お好きな野菜ニンニク 1かけ

[作り方]1:野菜を一口大に切っておく

2:鍋にマリネ液を合わせて、火にかける。

3:沸騰直前に野菜を鍋に入れ、ひと煮立ちする。

4:火を止めて、マリネ液が冷めるまで一晩待つ。

冬の朝ごはんはほっこりと心あたたまるものを

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ただでさえ忙しいし、不安もあるけれど、炊きたてのご飯に自家製のお味噌汁。そこに焼魚と自分で漬けたぬか漬けがあれば、なお最高。スーパーで買った温泉卵だってそのまま出すのではなく、うつわにちょこんと盛り付けて。定番の朝ごはんも少しの「手仕事」を加えるだけで、温泉旅館を旅しているかのような出来栄えに。まろやかな光の中、ゆっくりといただく贅沢な時間。ふたり暮らしの毎日は、きっとこんな“小さな幸せ”であふれているはず。

次回は2月27(土)です!

写真・文/川口ゆかり

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川口ゆかりさん

Profile

さまざまな女性誌やWeb広告でエディターとして活躍するかたわら、JSIA飾り巻き寿司1級インストラクター資格を取得。季節の飾り巻き寿司レッスンをメインに、ファッション誌のフードスタイリングや企業のレシピ開発なども行っている。日々の暮らしは、Instagram(@yucarikawaguchi)まで。

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