1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【アストロカウンセラー・まーさ】魚座の守護星海王星について

【アストロカウンセラー・まーさ】魚座の守護星海王星について

  • 2021.2.13
  • 2049 views

こんにちは、まーさです。

さて今回のお題は、魚座の守護星、海王星についてです。 海王星は…正直とても説明が難しい!(笑)

それはなぜか?というところを自分なりに分析いたしますと、 多分それは“言葉”、つまり理屈や理論のようなスタイルと、海王星の本質とに極端に差があるから。言葉というもので表現しやすい世界と、海王星の司る世界とは、全く別物だからではないかと思います。

例えるなら、「水の量をセンチメートルで表せ」みたいな難しさ。 もしくは、「その曲の素晴らしさを数値で語れ」とか?

そう、海王星の管轄は目に見えないもの、液体状、波状、流動的なもの、無意識の領域、ロマンや夢などのイメージ的なもの…などですが、それはどれも、いわゆる文字の概念や理論のような、「世界を読み解くために&整理整頓するために作られた、ある種の“記号”“単位”」とは、そもそも相容れないのだと思います。パッと、一つの言葉なり何なりに置き換えられない。海王星の世界はそういう世界です。

で、この「海王星は測れない」ということをどこまでわかっているか…というのが、この星への理解度にそのまま直結している、そういう風にも感じます。

まあ、確かに無理にでも図ろうと思うのであれば、水を立方体の中に入れて容積として測ったり、曲を波ととらえてヘルツで表したり、そういう方法もないではありませんが。

何だかそこに無理矢理感というか、「合わないものをあてはめようとしている」感じがありますよね。

だから、言葉で説明するのには…まあそのくらい違和感があるのですが(いいわけじゃないですよ?笑)。

でも、しいて自分の言葉で言うとすれば、海王星の世界は「ムード」という言葉に似ていると思います。形こそありませんし単位でも測れませんが、特に自然発生的にそこに生まれ、独特の波があって、うまく働いたときには、そこにあるものの力を常識外のところまで高めます。

それは海王星が「規制を外す」力を持っているからで、おそらく、それぞれの存在が無意識のうちに規制して、良くも悪くも押しとどめている力を、すべて解放してしまうからでしょう。この力を受けると、人は文字通りリラックスし、素直になり、夢を信じられ、限界を忘れます。心に純粋さが戻り、本当の意味で自由にもなれるでしょう。

が、同時に、海王星はある意味「その世界にひたるものを耽溺させる」部分があるため、過度の海王星の力を受けると、人は、自制心も失い、時間感覚も忘れ、過去のよい経験や縛りも外れ、「病的に浮ついた」状態になってしまいます。

一番わかりやすい例がアルコールや薬物ですし、本来、人にとって喜びの元となるべき恋愛的ロマンスや芸術など「人を酔わせる」ものも、そこにのめりこみバランスを崩させる資質を持っています。そのエネルギーの形状は基本波型、液状的ですが、まさにそのまま「溺れさせる」面も秘めているのです。

これは、天王星や冥王星にも言えることですが、このもっとも外側を回る三惑星は、どれも「そもそも人間が肉体を持って生きていくうえで、取り入れすぎてはいけない」星のような気がします。良くも悪くも“強すぎ”て、人があくまで動物である以上、乱用すると身を滅ぼすことになる。そもそもが異物、そもそもが劇薬だと、私は感じます。

でも、だからこそ「未知なるもの」という位置づけで、人は惹かれずにはいられないのかもしれません。

実際、知れば知るほど海王星は怖い星ですが、海王星の影響力を適度に身につけ、理解している人は抗いがたい魅力を持っていることも確かです。

また何かを行う際に、海王星的「常識だけに縛られない、人間の枠の外の考え方(=ある種のスピリチュアリズム?)」を受けいれられるかどうかでも、発想の豊かさ、そこに含まれる可能性の度合いが、大きく違う気がします。

そういう意味でも、非常に興味深く、関心の尽きない星ですね。

占いというジャンルも、まさに海王星の管轄ですが、 「大いなるものに力を借りているといいうことを忘れず、分を守って受け入れ、実際の自分の行動や判断が健やかに進むよう、そのバックに素敵なテーマソングがかかるよう、お願いしつつ、行く」…くらいがちょうどいいと私は思います。

海王星という海の中で泳ぐ時間が長くなった分、 「しっかりとした息継ぎやストロークの大事さ。適度に休憩すること、栄養を取ってから水に入ること。先に海洋生物の性質や、海の性質などを理解して入ることがいかに大事か、楽しさを増幅し危険を減らすか」 などが…わかった感じでしょうか?

お話/まーさ先生

元記事で読む
の記事をもっとみる