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京極町・美比内山でバックカントリースキーに挑戦、白銀の世界にうっとり…

  • 2021.2.12
苦手なスキーに数十年ぶりに挑戦

今年は雪が少ないと話題でしたが、1月の半ば頃から例年と同じくらいの降雪がありましたね。今年から自然の雪山を登って滑るバックカントリースキーに挑戦しようと思い、昨年11月下旬からゲレンデでのスキー練習に取り組んでいました。そして12月にバックカントリースキーデビュー。しかし、スキーの技術も無く滑降中に転倒を繰り返してしまい、一緒に行った仲間を長時間待たせてしまうことに。ほろ苦い経験となりました。再びゲレンデ練習に励み、1月に2度目のバックカントリースキーへ行ってきました。何せ高校以来、数十年ぶりのスキーですのでうまく滑れないのは致し方ないのですが…。何とか1回目よりは滑って降りることができました。

出典:リビング札幌Web
いよいよ美比内山でバックカントリースキーに挑む

今回挑戦した山は札幌50峰の一つ、「美比内山」。バックカントリースキーの経験者の方から、最初と最後以外はなだらかで初心者も比較的登りやすい山、ということで選んでもらいました。確かに最初の登りの急こう配で心が折れそうになります。登り途中で埋まってしまい、スキーが外れてしまうハプニングも(流れ止めを使用していたため、板は紛失することなく無事でした)。辛い…と思わず断念も考えましたが、寒い中待っているのも厳しいためここは踏ん張ることに。無事急斜面を登り終えた後はなだらかな道が続いていました。

出典:リビング札幌Web
最後のひと踏ん張りで、無事山頂へ到着

ハイキング気分で小一時間進むと、山頂まで500mというところでまた急斜面が現れます。スキー場ゲレンデの上級コースの上を行く角度に、今度こそもう無理だ、と思いましたが、経験者の方たちが初心者の私でも登りやすいようにコースを考えてくれました。そのおかげで、少し遅れましたが無事山頂へ到着。暑くて暑くてたまりませんでしたが、水筒の水を飲もうとリュックから取り出すと、水が凍っていました。ここまで約4時間、1071mの山頂は晴れて美しく白銀が輝いていました。

出典:リビング札幌Web
スキー滑降でいよいよ下山

帰りはいよいよスキー滑降で。私はまだ怖い気持ちが強く、ハの字で慎重に下りてきました。平らな場所に出ると一気に安心感が出ます。しかし今度はなかなかスキーが進まないという悩みも…。一生懸命、スキーを蹴り上げるしかありません。最後の急こう配も何とかハの字で降りてくることができました。ゲレンデであんなに足を閉じて滑る練習をしたのに、と悔しい思いもありましたが、ゲレンデと自然の山では勝手が違います。少しずつ技術を鍛錬していくしかないと実感しました。下りは1時間半ほどで登山口に到着しました。

出典:リビング札幌Web
バックカントリースキーはまだ底知れぬ魅力が一杯

今回は周りの助けがありなんとか登頂・下山できましたが、バックカントリースキーは一歩間違えると命の危険と隣り合わせのスポーツ。初心者は必ず経験者の教えに従い、一緒に山へ行ってもらうことが大切です。最初はガイドさんと同伴するのをオススメします。そして、万が一の雪崩の危険のために「アバランチビーコン」「スコップ」「プローブ」のセーフティキットが必ず必要になります。アバランチビーコンとは、雪崩の中の埋没者の位置を見定める無線で、プローブは雪を突きさし実際に埋まっている人を助けるための棒です。山に登るもの同士、仲間で助け合うための大切なキットを忘れずに。

まだまだ景色を楽しむ余裕はありませんが、冬山を満喫できるまであと一歩。冬のアウトドアを引き続き楽しみたいと思います。

美比内山 〒044-0100 北海道虻田郡京極町中岳

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