即日で少額融資を受けるには？カードローン比較と審査を簡単にする方法

「お金が足りない」「少しでいいから今すぐ借りたい」など切羽詰まった状況に陥っている人に向けて、できるだけ早く融資を受ける方法について解説します。またお金を借りるためには「審査」をクリアすることが必須です。そこで今回は、審査を簡単にする方法もあわせて紹介します。

■少額を即日で借りる方法

お金を借りる方法はたくさんありますが、「申し込んだその日のうちに借りられる」いわゆる即日融資が可能な借り先は数が絞られます。具体的には、例えば以下のようなものです。

●クレジットカードのキャッシング

クレジットカードには、普段の買い物で使える「ショッピング枠」だけでなく「キャッシング枠」が設定されている場合があります。

手元にクレジットカードがある人は、クレジットカードに「キャッシング枠」が付いていれば契約している金額の範囲内ですぐにお金を借りることが可能です。

●カードローン

カードローンは、銀行や消費者金融が提供している個人向けの融資サービスです。主に以下のような特徴があります。

・住宅ローンやマイカーローンなどと異なり利用目的を限定せずに借りることができる
・決められた金額の範囲内なら何度でも借りたり返したりを繰り返すことができ、少額利用も可能
・申し込んだその日のうちに利用できるカードローンもある

●スマホ融資

2019年ごろから新たに出てきて注目されているのが、スマホ一つで簡単に利用できる融資サービスです。トークアプリLINEを通して利用できる「LINEポケットマネー」や「CREZIT」などのサービスがスマホに慣れた若い世代を中心に広がりを見せています。

もともと少額融資のためのサービスですので、借入できる上限額が「最大50万円」「最大300万円」などカードローンに比べると少なめに設定されています。カードローン同様、最短で即日融資ができるサービスもあります。

●早くお金を借りるときの注意点

一般的に早く借りられる方法ほど金利が高い傾向です。金利が高いと返済するとき元本に上乗せして支払う金額が多くなります。

そのため数日～1週間程度日にちに余裕がある場合は、別の方法にしたほうがより低い金利で借りられる可能性が高いでしょう。

■最短で即日融資可能なカードローン4選

お金を借りるまでのスピードは、銀行カードローンよりも消費者金融のカードローンのほうが速い傾向です。ここでは、「できるだけ早く借りたい」という希望をかなえてくれるカードローンを4つ紹介します。

これらはいずれも「最短即日融資」をうたっていて申し込んだその日に借りられる可能性がありますよ。

●レイクALSA

スピード 申し込みから実際にお金を手にするまで「最短60分」
金利 年4.5～18.0％

レイクALSAの最大の特徴は、「5万円までなら180日間」利息が無料な点です。少額をサクッと借りてすぐに返せば、利息がかからずお得に利用できるでしょう。

はじめて利用するときは次の2つから選べる
・60日間無利息
・5万円まで180日間無利息
（どちらも契約日翌日から）

●アコム

スピード 審査：最短30分
金利 年3.0～18.0％

アコムにも、初めての利用なら利息が無料になるサービスがあります。「30日間」というルールがありますので、給料日前の数日間を乗り切りたい場合など、すぐに返せる見込みがあるときに活用するとよいでしょう。

【アコムのおすすめポイント】
・はじめての利用なら「30日間金利0円サービス」が使える（契約日の翌日から）

●アイフル

スピード 審査：最短30分 金利 年3.0～18.0％

アイフルは、初めての方と女性には通常のローンとは違う特別なローンを用意しています。申込時に、基本的に自宅や勤務先への電話がない点も、周囲に利用を知られたくない方にとってはメリットになるでしょう。

【アイフルのおすすめポイント】
・はじめて利用する人向け、「年3.0～9.5％」のカードローンなら低金利で借りられる
・女性限定の最大借入額10万円のカードローンもあり！

●SMBCモビット

スピード 審査：最短30分
金利 3.0～18.0％
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

SMBCモビットは三井住友銀行系列のグループ会社です。ローン返済でポイントが貯まるユニークなサービスがあります。申込方法によっては電話や郵送物なしで契約できるのも特徴です。

【SMBCモビットのおすすめポイント】
返済のたびにTポイントが貯まる
WEB完結申込なら電話も郵送もない

■少額でも「審査」が必要な理由

いくら少額であっても融資を利用する場合は、必ず「審査」があります。

審査とは、金融機関側が申し込みをしてきた人のさまざまな情報を確認して「貸したお金を本当に返してくれる人かどうか」を判断することです。

審査なしで誰にでもお金を貸していたらどうなってしまうでしょうか。返せない人や返さない人がたくさん出てきて金融機関の経営が成り立たなくなってしまいます。

そうした事態を防ぐため、過去の返済歴や現在の借入状況、職業や収入などを事前にチェックして要件をクリアした人だけにお金を貸し出す仕組みにしているのです。

審査の基準は、金融機関によって異なるため1社に申し込んで審査に落ちてしまっても「別の会社なら審査が通過できる」という可能性もあります。

ただし同時に複数のカードローンに申し込みすぎると「かなりお金に困っている」と判断されて審査に通りにくくなることも予想されるため、注意が必要です。

■カードローン審査手続きをより簡単にする方法

スピーディーにお金を借りるためには、少しでも早く審査を終えたいもの。そこでここでは、カードローンの審査手続きをスムーズに進めるための方法を紹介します。

●Web完結申込

カードローンを提供する金融機関の中には、実際に店舗に行ったり郵便物を受け取ったりしなくてもパソコンやスマホだけで申し込みから利用開始まで完結できる「Web完結」を提供している会社もあります。

Web完結は、手続きの手間が省けるだけでなく「郵送物を省けて家族に利用がバレにくい」「利用開始までにかかる時間が短縮できる」といった点がメリットです。

ネットから申し込んだあとコールセンターに電話を入れて念押しすることで審査を急いでくれる会社もあります。

●希望借入金額を正直に申告する

貸金業法では「総量規制」に伴い他社分も含めて「年収の3分の1」を超える貸付が禁止されています。総量規制にかかるような金額は希望しても借りることができません。また金融機関によっては50万円を超える借り入れを希望する場合「収入を証明する書類の提出が必要」というルールを設けていることがあります。

手元に源泉徴収票や確定申告書などがない場合は準備に時間がかかるため、本当に必要な金額が50万円未満であれば、正直に希望額を申告することで早く済ませられるかもしれません。「どうせなら」「ついでに」と大きめの金額を申告するのは避けましょう。

■その日のうちに借りられるかも！少額融資を受ける方法は1つじゃない

急にお金が必要な事態になったとき借りられる方法は多岐にわたるため、あきらめずに探してみましょう。平日の日中なら最短時間で完了できる可能性が上がります。金利の負担も考慮しながら無理なく返せる金額を借りるようにしましょう。

文・馬場愛梨（ばばえりＦＰ事務所 代表）
関西学院大学商学部卒業後、銀行にてクレジットカードやカードローンなどの金融商品を扱う窓口営業に従事。その後、保険や不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。AFP資格保有。