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一瞬で今日という日をもっと良い1日にする方法

  • 2021.2.6
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視線には驚くほどのパワーがある。米パデュー大学の研究により、同僚や知り合いにアイコンタクトを避けられると、私たちは社会的な孤独を感じ、自分に自信が持てなくなってしまうことが分かった。これは相手が見知らぬ人でも同じこと。

小さな社会的交流の有無が人々の“つながり感”に与える影響を明らかにするべく、調査員たちはパデュー大学のキャンパスを訪れた。調査員たちはランダムに学生とすれ違い、目を合わせたり、ほほ笑みかけたり、わざと見て見ぬふりをしたりした。その直後に調査員は自分がすれ違った学生に話しかけ、どのくらい切り離された感じがしたかを5段階で評価してもらった。

その結果、見て見ぬふりをされた学生には、それ以外の学生よりも切り離された感覚が25%強かった。「人間はもともと社会的な動物であり、所属感が人間の基本的ニーズであることは広く認識されています」と話すのは、この論文の筆頭著者でパデュー大学に所属する心理学者のエリック・ウェッセルマン博士。人間は、ちょっとつれない態度を取られるだけでも、むなしく感じたり、コントロールを失ったり、攻撃的な行動を取ったりする生き物。また、これまでの研究により、メールやチャットの返信をもらえなかったときも、見て見ぬふりをされたときと同じような気持ちになることが分かっている。

冷たい目で見られたら? ウェッセルマン博士の話では、友達や見知らぬ人にちょっと自分の存在を認めてもらうだけで、社会的なニーズが満たされる。親友にメッセージを送ったり、家族の誰かに電話をしたり、路上で目が合った見知らぬ人にほほ笑みかけたりしてみよう。ほほ笑み返してもらえれば、一瞬で気分が良くなる。

※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。

Text: Markham Heid Translation: Ai Igamoto

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