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男性が本当に好きな女性にしかしないこと【ひとみしょうの男ってじつは】

  • 2021.2.5

男性は、本当に好きな女性に何度もしつこくLINEする……と言い切りたいところですが、でも、女性からのLINEを1ヵ月も未読のままにする男性の中にも、「彼女のことがマジで好き」という人もいたりして、世の中そんなに単純じゃないですね。

さて、今回は、男性が本当に好きな女性にしかしないことについて、一緒に見ていきたいと思います。

彼は私のことを本当に好きと思ってくれているのだろうか?と思っている人は、ぜひ参考になさってくださいね。

自分の時間を彼女に明け渡す

簡単に言えば、「会ってくれる」「デートしてくれる」ということですね。

反対から言えば、なかなか会ってくれない彼とか、何ヵ月も「会える日がくれば会いたいね」などと言い続ける彼というのは、あなたのことが「そこまで」好きじゃないということです(ただしコロナによる不可抗力は除く、ということですが)。少しは好きだけど、でも「ものすごく」好きではない、ということです。

私たちが持っている限りある資源は時間です。お金も限りがありますが、でもお金はなくなればまた稼ぐと手に入ります。しかし、時間はそういうわけにはいきません。「私の10分を無駄にしたのはあなただから、10分返してよ」と言っても、返ってこないし、返せないですよね?

その「今しかない」時間を相手に明け渡すという行為――これは、相手に心惹かれていないとできないことです。究極の愛です。

ほら、「無料だからこの人のセミナー一緒に受けてよ」と言われても、受けない人は受けないでしょ?「映画のチケットが余ってるから観に行かない?」と言われても、興味のない映画なんて観に行かないでしょ?それと同じです。

本当に好きな人に対してのみ、私たちは自分の時間を明け渡すのです。

LINEしない(ということをする)

女子も同じかもしれませんが、男子は、あまりにも好きすぎる女子に対して、どうLINEを送るといいのか、まったくわからないんですね。

心の中では、あいみょんの「死ね」という歌のミュージックビデオのように、あんなヤバいこともこんなヤバいことも、全部LINEしたいと思ってるんです。そのオチとして「こんなLINEを送る僕はどこかおかしいですか?」と言いたいと思ってるんです。

でも好きすぎるとなにもできない――これが男っちゅうもんです。

遠くからじ~っと見るorチラ見する

本当は、好きな女子に対して「飲みに行こうよ」とか「一緒にゲームしようよ」と言えば、それで仲良くなれて、そのあとのことは適当にどうにかなるだろうと考えているんです、男子も。

でも、そのたったひと言が言えないんですね。大好きな人に対しては。

だから彼は本当に好きな女子のことを遠くからじ~っと見ます。あるいはチラ見します。

彼女が他の男子と喋っていたら嫉妬します。

おわりに:「〇〇してくれたから脈あり」という判断基準はまちがっている

今このエッセイを読んでくださっている方は、きっと、「彼が〇〇してくれたから、彼は私のことを本気で好きに違いない」という「判断基準」が欲しくて読んでくださっていると思います。

でもそんな基準って、愛の世界には、じつはないんですね。

あるとすれば冒頭に書いた「自分の時間を明け渡す」ことくらいです。

人はしたこと(やったこと)にその本質を含ませるのではなく、やらなかったことにこそ、その本質を含ませます。

つまり、彼がやりたくてもやれなかったこと――ここに、彼の「本気度」が如実に現れるのです。

「デートに誘いたかったけど誘えなかった=あなたは本命と思われている」ということです。

「LINEしたかったけどできなかった=あなたは本命と思われている」ということです。

ではその「やらなかったこと」という「目に見えないこと」を、どう「見る」といいのか?ということですが、見えないものは見えないのだから見れないですよね。

そういう時は、だから、「ごはん行こうよ」とか「飲みに行こうよ」などと、「女子から」声を掛けるしかありません。

お手数ですが(残念ですが)、女子からアプローチする――この方法が、現代においてはもっとも手っ取り早いのです。

ありふれた結論ですみません。(ひとみしょう/作家・コラムニスト)

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