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【SHOCK EYEの神社習慣】歩くパワースポットと呼ばれた僕が、神社へ参拝するときに大切にしている3つのこと

  • 2021.2.4

目上の人に接するような気持ちで

僕が神社を参拝する時、何となく気をつけていることについて触れておこう。

まずは身だしなみ。僕はたまたま通りかかった神社にぱっと参拝することもあるし、特に決まりはもうけていないけど、本参拝することが決まっている時は、ちゃんと襟のついたものを着ていくこともある。荷物は手に持たずに足元におく。帽子はもちろん取る。

ただ服装も大事だけど、それよりは心が正装であるべきだと思う。いくら見た目を整えたところで、心が私服のままじゃ意味がない。もちろん、身なりを整えることで心も整う部分はあるし、僕もできることならいつもきちんとした格好で参拝したいけど、そうもいかないことも多い。だから、心だけは常に正装であろうと心がけている。

目上の人の家に上がるときは、どんな服装だったとしても、靴はちゃんと揃えるし、トイレはきれいに使うし、出していただいたご飯は丁寧にいただくよね。僕の言いたい「心の正装」というのは、つまりそういうこと。だから神社も、人の家に上がるような気持ちで行くといい。逆に心が正装であれば、着の身着のままでも構わないと思う。

次に、どんなタイミングで神社へ行くか。自分が住んでいる地域の氏神様には定期的に参拝するようにしているけど、それ以外はまったく決めていない。なぜなら今の僕にとっては歌の練習をするの同じくらい、日々のこととして当たり前になっているから。

もしも通りすがりに神社があったら、参拝するかどうかはその時の感覚で決めているかな。ただ、参拝しなかったとしても必ず鳥居に向かってお辞儀をする。これはもう自分の使命だと思ってるからだけど、お辞儀ひとつでも何だかいいことをしたような、清々しい気持ちになれるからいい。

神社は、思いやりの心を思い出させてくれる場所

最後に、神社にいる時にこれはやらないと決めているのが、電話には出ないということ。仕事でもプライベートでも、大事な会話をしている時は、電話がかかってきても出ないであとで掛け直すよね。それと同じ。自分でかけるなんてのはもちろん論外だ。どうしても出なければいけない電話なら、社殿の正面や参道からは外れたり、できるだけ境内の端へ移動するようにしている。

一つひとつの動作を丁寧にやることも大事。お辞儀ひとつとっても、正面を向いて一度姿勢を正してから、ゆっくりと頭を下げる。何となく適当にやるんじゃ意味がない。

たったこれだけ?と思うかもしれない。でも僕は、ご利益のために考えられた決めごとを守るよりも、たくさんの人が大切に守ってきた場所に対して、きちんと敬意を持って接しているかどうかの方が大切だと思っている。それが思いやるということだし、神社へ参拝すると何だかいいことをした気持ちになれるのは、たぶんそれが理由だからだ。でも残念なことに、現代の生活には人を思いやって行動する機会があまりない。思いやりの心を持つきっかけを与えてもらうこと、それが神社へ参拝する一番の意義じゃないかな。

【SHOCK EYEの神社習慣】
  1. 心は常に正装でいること
  2. 通りすがりに神社があったらお辞儀する
  3. 神社にいるときは電話に出ない

<Data>
今回、参拝したのは……

【今戸神社】
東京都台東区今戸1-5-22
HP:https://imadojinja1063.crayonsite.net/
御祭神:應神天皇(おうじんてんのう)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、福禄寿(ふくろくじゅ)

【SHOCK EYEプロフィール】
1976年神奈川県生まれ。RED RICE、若旦那、HAN-KUNとともに「湘南乃風」を結成、2003年デビュー。2011年にはポルノグラフィティの新藤晴一らとTHE 野党を結成。著書に『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている運気アップの習慣』(ともに講談社)がある。インスタグラム上で、Shrinegramという、オンラインでの会員限定コンテンツも人気。
Instagram:@shockeye_official
Twitter:@SHOCK_EYE_

撮影/大坪尚人(弊社写真部) スタイリング/渕上カン ヘアメイク/大島千穂 取材・文/山崎恵 企画/黒田剛

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