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「nendo」がJALの機内アメニティ用品をデザイン。

  • 2021.2.3
写真:吉田明広
写真:吉田明広

JALのロゴに使われている大空に羽ばたく赤い鶴は「鶴丸」と呼ばれている。「nendo(ネンド)」はこの「鶴丸」を、平和や祈りのシンボルであり、おもてなしの心を表す「折り鶴」として表現した。

カーディガンやアイマスク、スリッパ、カトラリーバンドといったアイテムには、折り鶴の「翼」をイメージしたタグを使用。ブランケットやテーブルクロス、ナプキンといった四角い布製のアイテムには、折り鶴の「頭」をイメージし、角を折り返したディテールを採用した。

さらに、ポーチやメニューカードなどには、折り鶴の「展開図」をパターン化したデザインを用いている。フライトごとに異なるメニューカードは、客室乗務員が区別できるように折り目の数と色を変えた。

また、「赤い折り鶴」のモチーフを際立たせるキーカラーにはグレーを採用。しかし国際線ではアイテムごとに印刷や製造される国や地域が異なり、細かい色合わせがしにくいという事情がある。そこで7種類の異なるグレーを用意し、適材適所で組み合わせて使用している。

たとえば、和食と洋食はクールグレーとウォームグレーで差別化。マスクや耳栓、ティッシュ、歯ブラシといった消耗品のパッケージは、どのクラスで使用しても違和感が出ないようにニュートラルなグレーを。4つある座席クラスごとに割り当てるテーマカラーは、単色ではなくそれぞれ2〜3種類のグレーを組み合わせた。部分的に同じ色を重複させることで、区分を設けながらも機内での統一感をもたせている。

写真:吉田明広
写真:吉田明広
写真:吉田明広
写真:吉田明広
写真:吉田明広
写真:吉田明広

http://www.nendo.jp/

https://www.jal.co.jp/

Text: Aya Hasegawa

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