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美容師は絶対しない!「洗い流さないトリートメント」のNG使い方

  • 2015.6.6
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キレイな髪の人に、「普段どんなケアしてるの?」と聞くと「何もしてないよ~」って言われることってありませんか?

それってあながちウソじゃないかもしれません。

というのも、美容師として日々多くの女性のヘアケア事情を目にする筆者は、“洗い流さないトリートメント”のつけすぎでかえって髪にダメージを与えてしまっている方をたくさん見ています。もちろん本来は髪の状態を良くしてくれるアイテムなのですが、意外と正しいつけ方を出来ていない方が多いんです。

そこで今回は、意外と知らない“洗い流さないトリートメントのホントの使い方”についてお伝えします。

 

■「トリートメントのつけすぎ」で髪が傷む!

トリートメントは、メイクで言うファンデーションのようなもので、つければつけるほど表面はキレイに見えます。

ただ、つけすぎると髪はあまりいい状態とは言えなくなり、結果的に逆に髪を痛めてしまう可能性があるのです! “髪が重たく見える”“つむじのあたりが割れてしまう’’‘‘毛先の方がふわふわ浮いてしまう’’といった髪悩みがある場合もつけすぎを疑ったほうが良いかもしれません。

パーマ・カラーされている方だと、どうしても色々なトリートメントをたくさんつけないと!と思ってしまう方もいらっしゃると思いますが、実はその良かれの行動がかえって髪に悪い影響を与えてしまっているんです。

 

■美容師が教える「洗い流さないトリートメント」の正しいつけ方5STEP

まずは、つけすぎを防ぐため髪の長さに合った量を確認しましょう。

●量の目安

ショート~ボブ・・・0.5プッシュ~1プッシュ

ミディアム・・・1.5~2プッシュ

ロング・・・2プッシュ~2.5プッシュ

(1)シャンプーの後、タオルでしっかり水気をとり髪を左右半分にわけ取ります。

(2)使用する量の半分を手に取り、ムラのない様にしっかり伸ばします。

(3)左右半分に分けた片側の内側から手をいれ、毛先から中間に向かって握るように揉みこんでいきます。

(4)もう片方も同様に行い、最後にクシで根元からとかすと均一にトリートメントがいきわたります。

(5)この後、普段どおりドライヤーで乾かしてください。

この手順で使えば、思ったよりも少量でサラサラになってくれると思います。

 

■トリートメント剤は「絶対に頭皮につけない」!

トリートメント剤は頭皮にはつけないでください。頭皮からは適度な油分が出ていますので、頭皮につける必要はありません。また、頭皮につけることにより、頭皮の炎症やニキビ等の原因になります。

 

コレは良かった!美容師が厳選「洗い流さないトリートメント」3つ

(1)

ディーセス エルジューダ エマルジョン / ミルボン

いい香りをキープしたい方にお勧め。クリームタイプで髪を乾かす前に付け、ドライ中もドライ後も「やわふわ」な髪に整えてくれます。香りも、甘いシトラス系の香りで気分がアガると思いますよ。

(2)ビジュロワ カラーラスターオイル / ナプラ

こちらはオイルタイプ、しっとりさせたい方に。つややかで指通りのよいなめらか質感へ。保湿・ツヤ向上成分のメドウフォーム油・ホホバ油を配合し、べたつきが残らず毛先までナチュラルな質感を演出します。

(3)ヘアソフレE / 大興化成

強い香りが苦手な方におすすめ。無香料派の方にお勧め。髪に潤いとつやを与え、べたつきのない髪に仕上げます。

 

髪の毛は継続してケアを行えば必ず効果が出てくれます。これから紫外線が強くなり、髪もダメージを受けやすくなります。洗い流さないトリートメントを正しく使い、サラツヤ髪を手に入れてはいかがでしょうか?

【著者略歴】

※ 小泉順一朗・・・美容師。都内美容室勤務を経験後、22歳で40年の歴史を持つ美容室を引き継ぎ『Total beauty kawada 川田美容室』を設立。数々のコンテストで県優勝、全日本選手権では入賞経験をもち、現在も全国を飛び回り日々レベルアップに務めている。お客様が美容室・ヘアスタイルが楽しくなるサロン作りをコンセプトとしており、ブログ・LINEなどでも日々のケアなどを発信、アフターフォーローにも務めている。

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