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アプリで簡単にフードロス削減へ! 名古屋駅で実証実験スタート

  • 2021.1.30
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出典:シティリビングWeb
社会の課題・フードロス削減を私たちも!

名古屋駅構内で、フードロス削減の取り組みが始まったので、その内容を紹介します! ところで、「本来食べられるのに、破棄されている食品」は、一体どのくらいの量なのでしょう? 賞味期限切れや腐らせて捨ててしまったアレもそうですね…。

日本のフードロスの現状(※)はというと、国民1人当たり

・1日約132g(お茶碗1杯のご飯の量に相当)

・年間約48kg(年間1人当たりの米の消費量〈約54g〉に相当) にも上ります。

SDGsの意識が高まる中、フードロス削減は、私たちがすぐ取り組める課題の一つ。買い過ぎず、すぐ食べるなら賞味期限の近いものを選んで、取り組んでいきたいですね。

※資料:総務省人口推計(平成29年10月1日)平成29年度食料需給表(確定値)

廃棄予定の商品が割引価格になり、一部は寄付
出典:シティリビングWeb

名古屋駅構内 中央口付近にある「デニッシュバー」では、フードロス削減の実証実験が2020年11月18日にスタート。デニッシュのテイクアウト専門店です。

出典:シティリビングWeb

フードロス削減の仕組みは、アプリを活用して、閉店1時間前(※)から、廃棄予定の商品が30%オフになるクーポンを配信。収益の一部を認定NPO法人「TABLE FOR TWO」(開発途上国の学校給食支援活動)に寄付するというものです。

※新型コロナウィルスの影響等により変更する場合があります

参加するには、アプリ「No Food Loss」を取り込み、配信されたクーポンをお店で利用して商品を購入します。

出典:シティリビングWeb

店長の植田有紀子さん(写真左)は、「その日に焼いたデニッシュは、その日に廃棄することになっています。商品の性質上、仕方なく、当日の販売量を予測しても、どうしても廃棄は出てしまいます。フードロスアプリの仕組みを導入したのは駅構内で私たちが1店舗目。お店側も利用される方も食品ロス削減の意識が高まり、活動が広がることを期待しています」と話します。現在は、オペレーションがスムーズかなど、確認しながらの実証実験段階。2月末まで行われる予定です。

出典:シティリビングWeb

おいしそうなデニッシュが並ぶデニッシュバー。この日のクーポン対象商品は、一番人気のオーダーが入ってからクリームを詰める「シュークランチ」でした。デニッシュ生地にシュー生地を組み合わせ、クランブルとマカロン生地を乗せて焼き上げるそう! 手土産や、夜のデザート、翌日の朝ごはんに購入したデニッシュが、社会貢献につながると思うとうれしいですね。

デニッシュバー

JR名古屋駅中央通り ※JR名古屋駅中央改札から徒歩1分(中央コンコース内)

TEL052-564-5006

10:00~21:00、無休 ※新型コロナウィルスの影響等により変更する場合があります

★アプリ「No Food Loss 」のクーポンで商品が受け取れるのは閉店1時間前から。店頭での一般の割り引きは閉店30前から行われます

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