【天神・イムズ】元フレンチシェフが作る『ニューとんかつ 油と鍋』

こんにちは！福岡地域特派員のKYOKOです。

『ニューとんかつ 油と鍋』という最近出来た美味しいとんかつ屋さんがあるとの情報を入手。

肉好きとしては、行かざるを得ません(笑) 早速、取材させて頂きました。

中が見えない想像力を搔き立てる入口。

場所は、天神イムズの12МFのレストランゾーンで、今年の1月にオープンしたばかりですが、既に人気店のようです。

モダンな雰囲気が漂う入口で、お店の中が見えない分、ワクワク感がありますね。

中って、どうなってるの？ ニューとんかつって何？ 想像が膨らみます。

店内壁には、あの絵？！

店内に入ってまず目に入ってくるのは、動物達が沢山描かれた壁。

これってもしかして。あの絵ですよね？「そうです！伊藤若冲の鳥獣花木図屏風と、鳥獣戯画がモデルです。」とオーナー。

とんかつ屋さんだけに、象が豚に入れ代わっちゃってます(笑)

ニューとんかつを、ニューなスタイルで。

メニュー充実しています。近日登場という気になる項目も。

今日、私が頂くのは、『上ロースかつ定食』￥1,580。

なんとも、ボリューミーなとんかつ！お品書きにも気になる記載が。

「当店には厚切りというメニューがございません。お肉の旨味をしっかり味わって頂くために、基本カットが厚切りだからです。」 全て厚切りとは。。神ですか？

一番端の部分ですが、厚切り具合、伝わりますでしょうか？

そして、美味しいソースも用意されていましたが、今日は、オススメされた食べ方で。 すった胡麻と塩を混ぜ、とんかつにかけて頂いてみました。初の塩で頂くとんかつ。

これが、サクサク衣と柔らかジューシーなお肉の旨みと見事にマッチしていて、癖になる美味しさ。見事に、この食べ方ハマりそうです(笑)

定食には、土鍋炊きご飯・赤だし・キャベツ・漬物(この日は、高菜漬け)・デザートが付いてきます。 しかも、ご飯、キャベツ、漬物がおかわり無料と太っ腹！

ご飯は、とんかつのお供であるという考えから、とんかつに合うお米を厳選し、しかも、土鍋を使い、炊き立てを提供出来るよう努力されているそう。

豆皿も、有田焼、波佐見焼を使用など、随所に拘りが感じられました。

フレンチの技法で作る『ニューとんかつ』とは？

サクサクでありながら、柔らかジューシーな『ニューとんかつ』の秘密に迫ります。

左からオーナー、大将

先ず、オーナーに質問です。

オーナーと大将は、フレンチのお店からの独立とのことですが、どうして、とんかつ屋さんだったのですか？

オーナー「とんかつが、趣味だったんです。休みの度に食べ歩き、フレンチ系の技法を用いたとんかつ屋をやろうと話していました。」

ニューとんかつのニューとは？

オーナー「このニューには、色んな意味があります。ニューな食感。福岡にとんかつのニューウェーブを起こす。今までのとんかつ屋の店の雰囲気を覆すニューなど、幅広いニューです。」

それでは、次は大将に。

ズバリ聞きます！とんかつに、フレンチの技法を使うって、どんな事をしているんですか？

大将「フレンチは、部位など、食材に合わせ温度を変えて調理します。最近のとんかつは、低温でゆっくり火を通すので、肉質はしっとりするけれど、衣は長時間油に浸かっている為、サクサクにならない。その為、フレンチの技法を使い、肉を事前に加熱することで短時間で揚げることが可能に。この低温で肉に下処理することで、衣はサクサクするし、お客様への提供も時短出来ています。」

なるほど。フレンチでは、普通に使われている技法だそうですが、それをとんかつに応用して、温度の設定、揚がるタイミングを熟知しているのは、元フレンチのシェフだから成せる技なのかも。 これだけでも大変なのに、土鍋ご飯の炊きたてを合わせるなんて、お話を聞けば聞くほど凄すぎます！

さてさて。とんかつの幸せな余韻に浸りながら、デザートを頂きましょう。

今日のデザートは、ほうじ茶のパンナコッタでした。とんかつ屋さんでデザートって嬉しい。こちらも、美味しく頂きました。

イムズは、2021年8月で閉店しますが、こちらはそれまで期間限定で営業中。

拘りながら日々進化する絶品ニューとんかつを、あなたも是非ご堪能ください！

ニューとんかつ 油と鍋 福岡市中央区天神1丁目7-11イムズ天神12MFレストランゾーン 〈ランチ〉11：30～15：00 〈ディナー〉17：30～21：00 ※2/7（日）まで20：00閉店 電話番号：080-4313-8855 https://ims-tenjin.jp/restaurant/detail/?shopNo=496