1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 楽天ゴールドカードユーザーに悲報...「楽天カード」に戻すべき?

楽天ゴールドカードユーザーに悲報...「楽天カード」に戻すべき?

  • 2021.1.24
写真はイメージ

今年1月に年会費2000円(税抜)の楽天ゴールドカードで大きな変更が発表されました。

今年の4月以降、これまで獲得できたポイントが獲得できなくなります。

「さらに+2倍分」が消える

これまで楽天ゴールドカードでは、楽天市場楽天ブックスで利用すると、5倍分のポイントを獲得することができました。

楽天市場や楽天ブックスで購入したときのポイントが基本ポイントとして100円につき1ポイント(1倍分)貯まります。楽天のポイント○倍については、この基本ポイントに対する倍数ですので覚えておきましょう。ポイント5倍は基本ポイントの1倍分に加えて+4倍分のポイントの合計5倍と言うことです。

楽天ゴールドカードの5倍分の内訳は、基本ポイントに加えて、楽天カードを楽天市場や楽天ブックスで利用すると+2倍分のポイント、楽天ゴールドカード以上の場合は、「さらに+2倍分」のポイントです。

この+2倍分のポイントが今年4月以降獲得できなくなります。以降、+2倍分のポイントを獲得するには年会費1万円(税抜)の楽天プレミアムカード以上のカードが必要になります。

+2倍分のポイントの代わりに、誕生月に楽天市場で+1倍のポイント還元サービスが追加となりますが、上限が2000ポイントまでですので"ゴールド"の価値はほぼなくなっています。

では、楽天ゴールドカードを保有している場合、楽天カードにダウングレードするのがいいのでしょうか。それとも「楽天プレミアムカード」にアップグレードするほうがお得なのでしょうか。

楽天プレミアムカードの特典とは?
公式サイトより

年会費1万円(税抜)の「楽天プレミアムカード」の特典を見てみましょう。

楽天ゴールドカードで追加となった誕生月の+1倍分のポイントは楽天プレミアムカードにも付帯します。上限は1万ポイントまでですので、楽天ゴールドカードよりも有利な条件です。また、既に紹介した5倍分のポイントを獲得可能です。

続いて、入会時に「楽天市場コース」「トラベルコース」「エンタメコース」の3つのコースを選択できます。

楽天市場コースを選択した場合は、毎週火・木のプレミアムカードデーに楽天市場を利用すると+1倍分のポイントを獲得できます。従って、毎週火・木に楽天市場を利用すると常時6倍分のポイントを獲得できる事になります。誕生月の場合は7倍です。

トラベルコースを選択した場合は、楽天トラベルの利用で+1倍分のポイントを獲得できます。また、空港までの手荷物を1個まで、年間2回無料で利用できます。年に1回程度海外旅行に行くような人にはおすすめのコースですが、コロナ禍ではあまり使い道のないコースでしょう。

エンタメコースの場合は、Rakuten TVと楽天ブックスで+1倍分のポイントを獲得可能です。在宅時間が増えているため、こちらのコースを選ぶのも良いかもしれません。

楽天プレミアムカードの最大のメリットは、国際線の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスが付帯することです。しかし、海外旅行や海外出張も減っている現在では使う事は少ないでしょう。

結論→楽天カードが最強

公式サイトより

これらの特典を考えた場合、4月以降に楽天プレミアムカードを楽天市場コースで利用すると、楽天カードや楽天ゴールドカードよりも+3倍分(火・木限定)のポイントを獲得でき、誕生月にはさらに+1倍分となります。

この条件で、「楽天カード」で獲得できるポイント「楽天プレミアムカード」で獲得できるポイント「年会費」を比較してみましょう。

毎月楽天市場で2万円利用したとします。

+3倍分(火・木の場合)のポイントは600ポイントです。年間で7200ポイント多く獲得できます。誕生月の+1倍分も考えても7400ポイントになります。つまり、年会費1万円(税抜)の元を取ることはできません。

年会費の元を取るには楽天市場で毎月3万円程度の利用が必要となるため、4月以降は楽天プレミアムカードへのアップグレードではなく、楽天カードへのダウングレードがお得でしょう。

海外旅行や海外出張が多い、会社オーナーで楽天ビジネスカードが必要という場合、楽天プレミアムカードは良いカードですが、現時点で楽天ゴールドカードを保有している人が選ぶ道は、楽天カードにダウングレードするのがおすすめです。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。

元記事で読む
の記事をもっとみる