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本格"鯛飯"はこうつくる!|冬に嬉しい土鍋使いのススメ⑧

  • 2021.1.23
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鯛を一尾使った豪華な鯛飯です。鯛の下ごしらえをきちんとすることで、美味しさが倍増しますよ。土鍋を鍋物だけに使っていませんか?土鍋は、コトコト煮込んだり、具だくさんスープをつくったり、ふっくら炊き込みご飯を炊いたり、蒸気を使って蒸し煮も楽しめます。土鍋の可能性がどんどん広がるレシピ、ご紹介します。

本格"鯛飯"はこうつくる!|冬に嬉しい土鍋使いのススメ⑧

■“鯛飯”のつくり方

土鍋の口径を利用して丸ごと1尾で炊き上げました。蓋をあける前からいい香り。身をほぐして全体に鯛をちりばめながら召し上がれ。もちろん、切り身でもおいしくつくれます。


◇材料 (5~6人分)

米:3合
鯛:1尾(頭から尾まで26~28cmの鯛 約450g)
下味用の塩:少々
水:650mL
昆布:1枚(6cm角)
酒:大さじ3
塩:小さじ1と1/3
小ねぎ:40g(小口切り)


(1)米をとぐ
米は炊く1時間ほど前に洗ってザルにあげ、30分ほどおいて水気をきる。

(2)鯛の下ごしらえ
下処理済の鯛を洗い、両面に3本ほど斜めに浅く切り込みを入れ、両面に下味用の塩をふり、10分ほどおく。

(3)米を浸水させる
土鍋に米、水、昆布を入れて30分ほど浸しておく。

(4)鯛を焼く
鯛をガス台のグリルに入れて強火で6~7分、表面に焼き目をつける。

(5)炊く
3の土鍋に酒と塩をふり入れて混ぜ、昆布の上に鯛をのせる。蓋をして強めの中火にかけ、煮立ってきたら中火にして7~8分、弱火にしてさらに15分ほど炊き、火を止めて10分ほど蒸らす。

炊く
炊く

(6)骨を取る
蓋を取って小ねぎを散らす。鯛の上身をはがして頭と中骨を取り、残った大きな骨を取り除いてから木しゃもじで全体を混ぜ、器に盛る。

骨を取る
骨を取る
完成
完成

――教える人

「大庭英子 料理研究家」

「特別な材料や調味料を使わずにつくれる料理」を数多く提案している。長年の経験と知恵から、余分な手間をそぎ落としてつくるシンプルな料理は、「おいしい」と絶大なる定評がある。キッチンにはどこででも買うことのできるポピュラーな調味料が並ぶ。分量や入れるタイミングなど、ちょっとしたコツで、誰もが幸せになれる料理がつくれる、ということを自ら実証中。


文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

※この記事は四季dancyu「冬の台所。」に掲載したものです。

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