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作り手の想いを一粒にのせて。「サロン・デュ・ショコラ2021」で人とのつながりを感じる

  • 2021.1.14
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冬の風物詩になりつつあるチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ2021」。今回は時世を鑑みてオンラインとオフラインの両方で開催される。いろいろと先行きの見えない世の中だけれど、それでも23カ国から約120のブランドが集結。中には美味しいだけで終わらないサステイナブルな商品もラインナップされている。フィジカルに手を取り合うのが難しい今だからこそ、多くの人の努力と想いが積み重なって出来上がった極上のチョコレートで誰かとのつながりを感じたい。

チョコレートファンの中には、これがなければ1年が始まらないという人も多いはず。昨年、パリでの開催は中止になってしまったものの、「サロン・デュ・ショコラ2021」が今年も伊勢丹新宿店へとやってくることに。テーマは『つながりは、はじまり。』。人、文化、気候、風土、作り手たちが慈しむもの。その全てが繋がって出来上がる、まさに奇跡の結晶のようなチョコレートがずらりと並ぶ景色は壮観だ。

チョコレートを購入することが社会貢献につながる

これまでと大きく異なる点はパート1とパート2の二部で構成されること。1月21日(木)から1月25日(月)までとなるパート1のテーマは“TASTE OF CACAO”。カカオの栽培からチョコレート作りまで一貫して行っているブランドが集結するセクションだ。その中には環境に配慮したブランドも多く、例えばコスタリカの「シブ チョコレート」は、カカオ豆の殻を再利用した紙をパッケージに採用し持続可能なビジネスを模索。また、オランダの「オリジナル ビーンズ」は商品を購入すると、産地にカカオかシェードツリーを1本植樹する活動を長年している。

さらに会場にはイートインスペースも設置。「ネル クラフト チョコレート トウキョウ」からは、つぶ餡、カカオパルプ、ホワイトチョコレートの三重奏を楽しめるかき氷が登場。別添えのカカオパルプとパッションフルーツのピューレをかけることで、味を変化させることもできる。福岡のデザートバー「ワイン&スイーツ ツモン」のアイスクリームスフレも満を持して東京に上陸。注文ごとに焼き上げる出来立ての美味しさと、「Raaka」のチョコレートとのコラボレーションによるほろ苦いカカオの風味を楽しみたい。

セレクションボックスに作り手の感情と記憶を詰め込んで

パート2の開催期間は1月28日(木)から2月3日(水)まで。テーマは「THE ARTISANS」で、「サロン・デュ・ショコラ2021」限定のセレクションボックスが販売される。作り手が大切にしている『想い』を反映させたものや、思い出の時や瞬間を表現したものなど、クリエイターのエモーショナルな部分に触れられるラインナップになっている。

また初参加のブランドも注目のものばかり。FAUCHONやPIERRE HERMÉで経験を積んだショコラティエによる「アルバン・ギルメ」からは、リンゴを使用した日本限定アイテムなどが登場。ブルターニュらしいクリエーションを楽しめる、「オー プティ プランス」も見逃せない。

今回はオフラインだけでなく、1月3日(日)10:00から2月2日(火)10:00までの間伊勢丹オンラインストアにて購入することも可能。自宅に居ながらにして、至極のチョコレートを手にできる機会は積極的に活用していきたいところ。またオフラインの会場では、新型コロナウイルス感染拡大防止、会場混雑緩和の観点から、一部の混雑時間帯については、事前に発行される入場整理券が必要になる。詳しくは公式HPのご確認を。

人との距離を取らなければいけない今だけど、物理的に触れ合わなくても誰かの存在を感じることはできるはず。それを美味しいチョコレートが可能にしてくれるなら、こんなに幸せなことはない。自然の恵みと人の想いが詰め込まれたショコラで、目には見えない誰かのぬくもりや感情に触れてみてほしい。

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