【春新色で大人の盛りメイク】宇野実彩子さんが、春の新色で大人の盛りメイクに挑戦！

色で盛る：ケバくなく目を盛りたい

【足し算】オレンジで囲み目
甘さと華を目元にプラス。

【引き算】ラインは使わない
やりすぎ感を回避！

このメイクで黒でキワを締めると、シャドウとの相乗効果で目ヂカラは出せるけどやや古い印象に。ラインレスでこなれて。

悪目立ちしないまろやかオレンジ

SUQQU シグニチャー カラー アイズ 02 ￥7000（1／8発売）
繊細なパールをまとったオレンジは、重ねても濁らず、上品なカラーメイクが楽しめる。

HOW TO：

1. 濃い色からスタート。パレットのdをチップでキワにのせ二重幅までぼかす。
2. aとcを１：２で混ぜ目頭からアイホール全体に。目頭が一番強くなるように。
3. 涙袋にも同様に。aとcを１：２で混ぜてチップで目頭から目尻までぼかす。
4. 目尻の三角ゾーンにbをのせる。ここに影色を仕込むことで目幅が広がる。

【POINT】同系色を重ねて柔らかく強く
オレンジにブラウンやベージュを重ねて柔らかさを保ちつつ奥行きを。上下の目頭は強めに発色させて、さらなるメリハリを構築する。

◆その他の使用コスメ

（左）ザ ベージュライブラリー ブラッシュデュオ 02 ￥4000（ 1／4発売）／RMK Division
（中）ザ ベージュライブラリー リップスティック 03 ￥3500（1／4限定発売）／RMK Division
（右）ネイル カラー ポリッシュ 129 ￥2500（1／8限定発売）／SUQQU
RMKのチークの２色を混ぜて頰の中央に楕円形にのせ、その上から左側だけを広めに重ねる。RMKのリップを直塗りし、SUQQUのネイルは２度塗りする。

「色が効いてるのに品もある、春のカラーメイクは少しだけ大人に盛るのがキブンです」（宇野実彩子さん）

毛で盛る：大人の可愛げはまつげでつくる

【足し算】バサバサ黒まつげ
目を引く強さをマナザシに。

【引き算】全顔“肌なじみ”カラーで統一
まつげの存在感を際立てて。

きちっと上げて上下にたっぷり！ まつげは目ヂカラUPの絶対王者。なじみ色のシャドウやチーク、リップならケバくならない。

凛とした印象のノンパールの漆黒

THREE アートエクスプレッショニストマスカラ 04 ￥4000（1／13発売）
繊細に色づけつつ、豊かなボリューム感をオン。ウォータープルーフ処方でパンダ目も回避！

HOW TO：

1. アイラッシュカーラーでしっかりまつげを上げたら根元中心にまず一度塗り。
2. まつげ用コームでとかしたら、毛の中央から毛先まで２回重ねる。

【POINT】毛先に重点を置いたまつげでこなれる！
根元は一度塗りのみで、たっぷり塗るのは毛先１/２のみ。まつげの中で強弱をつけることで強さとヌケ感を同時に表現。

◆その他の使用コスメ

（左から）
ザ ベージュライブラリー アイシャドウデュオ 02 ￥4000（1／4発売）／RMK Division
ニュアンス アイライナー 101 ￥3000（1／8限定発売）／SUQQU
チークティント SneakingOut ￥2800（1／8発売）／アディクション ビューティ
シアー リップバーム 01 ￥2700（2／16限定発売）／コスメデコルテ
RMKのアイシャドウの左側をアイホール、右側を涙袋に。SUQQUのアイライナーで上下のまぶたのキワに極細ラインを引く。アディクションのチークを黒目の１センチ下に横長にぼかして血色感を。コスメデコルテのリップを輪郭通りに直塗り。

「目がリアルに大きく見えてヌケ感まで出せることに感動」（宇野実彩子さん）

温度で盛る：計算ずくの温度差で色香を引き出す

【足し算】高温リップ＆チーク
血色カラーでじんわり。

【引き算】低温まぶた
洒落っ気を宿すクールな色。

パーツの温度を全て上げてしまうとくどくなってしまうのでまぶただけは色でクールダウン。目元vs.唇と頰の温度のメリハリでおしゃれな色香に。

【低温】アイシーなきらめきグレー

ルナソル グラムウィンク EX04 ￥3200（3／5限定発売） ／カネボウ化粧品
シルバーの中にグリーンとゴールドのパール入り。ニュアンスあるきらめきでまぶたを彩る。

【高温】火照り感を生むレッド系チーク

コスメデコルテ パウダー ブラッシュ 402 ￥5000（1／16発売）
火照ったような血色を演出できるレッド系。肌に溶け込むシルキー発色で自然な仕上がりに。

【高温】ひそやかな青みで透明感も欲張る

ジルスチュアート ルージュ リップジュエル ジェミーサテン 06 ￥2200（1／8発売） ／ジルスチュアート ビューティ
女らしさと透明感を引き出す青みの効いたローズ。シックなくすみで強い色でもくどくない。

HOW TO：

1. シャドウは軽く。指で淡くアイホールにぼかして透け感と濡れ感をプラス。
2. 小鼻の横から楕円形にチークをふわり。境目を曖昧にしてリアルな血色に。
3. チークの終点は目尻の延長線上。フェイスラインには入れず可愛げをオン。
4. 少しだけオーバーにリップを直塗り。指で軽く押さえて、ツヤを引き算。

【POINT】チークを引かないスタイルが新しい
強いリップを塗る際、これまでのセオリー通りなら引き算していたチークを今回はじわりと効かせて、湿度と熱をメイクにプラス。

「全パーツのバランスが絶妙、女っぽさが際立つのも魅力」（宇野実彩子さん）

撮影／三瓶康友（人物）、伊藤泰寛（静物） ヘアメイク／paku☆chan（Three PEACE） スタイリング／高木千智 取材・文／中川知春