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その1歩が誰かを救う。「ホワイトリボンラン」で、女性の命と健康の問題提起を

  • 2021.1.10
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3月8日は女性への差別撤廃とジェンダー平等を訴える国際女性デー。そこで2021年3月1日(月)~14日(日)の期間中、女性の命と健康を守るホワイトリボン運動の一環として、リアルとバーチャルでチャリティランイベントが開催される。スローガンは「走ろう。自分のために。誰かのために。」。エントリー費の一部は、アフガニスタンとザンビアの女性が質の高い保険サービスを継続的に受けるための支援に充てられる。今この瞬間も劣悪な環境に身を置く女性を救うために、ぜひ一歩踏み出してみよう。

世界では、2分に1人、女性が妊娠・出産によって命を落としているという現実がある。 その原因は、栄養失調や劣悪な衛生面、保健医療サービスの欠如などさまざまだ。そんな状況の認知を高め、少しでも改善するべくスタートしたのがホワイトリボン運動。現在では、世界155ヶ国の団体や個人が、草の根の支援活動を行っている。

そこで日本でも、3月8日の国際女性デーに向けたチャリティイベントとして「ホワイトリボンラン」を開催。第6回目を迎える今回は、オンラインの「バーチャルラン」とフィジカルな「全国ホワイトリボン拠点ラン」を行う。オンラインでは、近所でも旅行先でも、好きな場所で好きなコースを走ればいいため、気軽な参加が可能。日本全国や世界とつながれるのもWEB上ゆえの醍醐味だ。他の人と一緒に走りたい方は、フィジカルタイプに参加を。全国各地に設置される同じ拠点に申し込んだ人たちみんなで楽しむことができる。
さらにイベントの公式Tシャツはアンダーアーマーとのコラボレーション。高い機能性を備える上に、デザインとカラーがスタイリッシュにアップデートされた優れものだ。エントリーした人全員に事前に送付されるため、イベント参加時に着用すればメッセージの発信にも一役買う。タウンユースもできるユニセックスなデザインは、普段のワークアウトにもうってつけ。

“誰かのために“が自分のために

今回の支援先は、新型コロナウイルス感染症の影響が大きいアフガニスタンとザンビアの2カ国。感染を恐れるがゆえに通院を避けたり、自宅での出産に臨んだりすることで、妊産婦死亡の増加が懸念されるためだ。そんな悲劇を少しでも減らすべく、保健施設への個人防護具や医療機材の提供をはじめ、医療スタッフや保健推進員による地域の啓発活動もサポート。女性が継続して質の良い保健サービスを受けられる環境づくりを目指すために、参加費の一部が利用される。
でもこのチャリティランで走ることは、そんな“誰かのため”だけにとどまらない。無理のない範囲で体を少しでも動かすことは、健康増進やレジリエンスの向上、心身のリフレッシュにアプローチしてくれる。走ることは自分にとっても、きっと心身へ良い影響をもたらしてくれるだろう。
走ることが問題を一気に解決するわけではないかもしれない。でもその1歩は、決して無力ではないはずだ。一人でも多くの人の歩みと想いが重なれば、きっと世界は良い方向へ進むはず。この機会に、その一助になってみてはいかがだろう。

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