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安部トシ子さんの花嫁相談室—第76回「温泉ウエディングの魅力を教えてください」

  • 2021.1.9

結婚にはさまざまな悩みがつきもの。ウエディング・プロデューサーの草分け的存在である「オフィース・マリアージュ」の安部トシ子さんが花嫁のあらゆる悩みを解決します! 第76回は「温泉ウエディング」に魅かれる花嫁からの相談です。安部先生、温泉ウエディングの魅力を教えて!

【相談】

彼と私の実家が離れており、中間地点でのリゾート婚もいいかなと考えていたところ、「温泉ウエディング」という結婚式があると聞きました。ぜひ詳細を教えてください!

【回答】

親族のみ、もしくは親族と親しいご友人のみで一泊二日の温泉旅行に出かけて結婚式を挙げる、それが温泉ウエディングです。いちばんのメリットはみんなで温泉を楽しみ、帰りの時間の心配もなく自由にくつろいでいただけること。両家の距離が自然と近づき、親しくなれる点にあります。まだまだ不慣れな旅館さんも多いので、宿泊施設に直接申し込むのではなく、温泉ウエディングの経験のあるプロデュース会社に相談してください。

実際のケースとしては、ご相談者のように両家の中間地点を選ばれることもあれば、現在ふたりが住んでいる地域にごく限られた人数のご親族をお招きして挙式披露宴をされたあと、遠くて来られない祖父母のためにと、地元の温泉で親族が集まってお披露目会をされることもあります。コロナの影響でマイクロツーリズムに注目が集まり、海外ウエディングもなかなか状況が読めないなかでは、近場の温泉で親族が集まってのウエディングはかけがえのない思い出になるでしょう。

挙式も旅先で行う場合は、プランナーが目的地のそばにある神社にお願いして神前式を挙げることもありますし、神主さんに旅館に来ていただくこともあります。キリスト教式が希望なら、牧師先生にお願いすることも可能です。

参考までに、旅先の神社で挙式する場合の一例をご紹介しましょう。

参加者は神社に集合し、式が終わって旅館に到着したら、それぞれのお部屋で自由に休んでいただきます。温泉にも入られて、夕食の時間になったら宴会場に集合。郷土料理などが並んだお膳を囲み、披露宴が始まります。

披露宴といっても服装は自由です。ゲストは旅館の浴衣で、新郎新婦だけがちょっと可愛らしい浴衣を着たり、他の宿泊客との差別化を図るために、お揃いの半幅帯を人数分用意するのも素敵です。「浴衣での披露宴に抵抗がある人もいるのでは」と心配されたカップルで、ふたりの名前が入ったオリジナルのパーカをゲスト全員に着ていただいた方もいました。工夫のしどころはたくさんありますので、ふたりの個性を活かせるように、準備では衣裳のこともしっかり相談しておきましょう。

気になる諸費用については、一般のホテルや式場と大差はありません。海外ウエディングでは旅行代を出してくださるゲストからはご祝儀をいただかないのが一般的ですが、温泉ウエディングの場合はいただくことが多いようです。旅館やホテルの宿泊代をふたりが負担することで贅沢な温泉旅行も併せて楽しめますから、お招きしている気持ちは充分伝わると思います。通常3〜4時間の挙式・披露宴プログラムが一泊二日になり、記憶に残る結婚式を行うことができます。

ただ、ウィズコロナでは人それぞれ、考え方はさまざまです。怖いから買い物も週に一度しか行かないという方もいれば、家に閉じこもってばかりでは気持ちが暗くなると考える方もいます。決定する前に、まずはご両親の意見を仰ぐところから始めるようにしましょう。

みんなで温泉を楽しみ、帰りの時間の心配もなく自由にくつろげるので、両家の距離が自然と近づき、親しくなれます

■「25ansウエディング オンライン」の「花嫁相談室」では、さまざまな花嫁の悩みを募集しています。お悩みはこちら(25wd-blue@hearst.co.jp)までお送りください。 ■もっとパーソナルなご相談をされたい方は、下記「オフィース・マリアージュ」の「花嫁相談室」までお問い合わせください。

監修/安部トシ子〈オフィース・マリアージュ〉 取材・文/井出千昌 イラスト/新見 文

【このコロナ禍の時代に悩める花嫁さんへ、どんな些細な相談も「オフィース・マリアージュ 花嫁相談室」では、親身になってお答えします】 自分だけではない、仕方がないことだとわかっていても、このコロナの時代の花嫁さんは、気持ちが落ち着かない日々なのではないでしょうか。このような花嫁さんはたくさんいると思います。今、みなさんはどのような状況なのか、どうすれば不安な気持ちを払拭できるのか、「オフィース・マリアージュ」では親身になってさまざまなご相談にお答えしています。 もちろん、あらゆる 結婚式の準備について、誰に聞いたらいいんだろう?というような心配や不安をすべて解決するのが「オフィース・マリアージュ」の「花嫁相談室」です。どこよりも数多くの結婚式に立ち会い、現場を担ってきた「オフィース・マリアージュ」のパーソナルサポートは、さまざまなお悩みに向き合っています。初回相談は無料です。来店のご相談はぜひご予約をしてください。詳しい内容につきましてはお気軽にお問い合わせください。

25ans Wedding

「オフィース・マリアージュ」主宰の安部トシ子さん(右)と、「花嫁相談室」室長の寺谷晶子さん(左)。

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■オフィース・マリアージュ 花嫁相談室

東京都港区南青山2-4-16 営業時間:10時~19時 水曜定休tel. 03-6721-0105

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