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英王室、エリザベス女王主催のガーデンパーティの中止を発表

  • 2021.1.14
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エリザベス女王主催の夏のガーデンパーティは、バッキンガム宮殿で最も重視されている毎年恒例の伝統行事の一つ。だがこのイベントが、昨年に引き続き今年も中止されることになった。

英王室の広報担当が<BAZAAR>に対し、「2021年のガーデンパーティは中止となりました」と明かした。

通常であれば、バッキンガム宮殿では毎年5月に3回パーティが開催される。これらの催しは、女王が慈善事業や公共事業に敬意を表し認知を広めることが目的。今年のパーティを中止するという決断が下されたのは、ボリス・ジョンソン英首相がイギリス全土で実施する3度目のロックダウンを発表した翌日のことだった。

イギリスでは強い感染力を持つ新型コロナの変異種が猛威を振るっており、今回のロックダウン措置は少なくとも2月中旬まで続くという。

豪華なパーティを開催するためには複数のケータリング業者に発注する必要があるが、その締め切りが迫ってきている。そのため、今の状況では新型コロナウイルスのガイドラインを遵守しながらイベントの企画を進めることはできないとの判断が下されたようだ。本来であれば、パーティをプロデュースする業者にも中止の決定が伝えられているそう。

1860年以来、このガーデンパーティは長年にわたってバッキンガム宮殿に華やぎを添えてきた。現在では、市民生活と英国社会を称えるために、およそ3万人のゲストが招待されている。

またこの行事は、一般の人々がロイヤルファミリーと交流することができる非常にレアな機会となっている。直近では2019年に行われ、ヘンリー王子やいとこのユージェニー&ベアトリス王女姉妹が出席。その前には、ウィリアム王子とキャサリン妃、メーガン妃らも出席していた。

ちょっぴり気が早いけれど、2022年こそは開催されることを願いたいもの。

※この翻訳は抄訳です。

Translation: Masayo Fukaya

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