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「食べ過ぎて胃がもたれる!」胃腸の不調を改善する方法を薬剤師が教えます

  • 2021.1.5
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年末年始のごちそう続きで、胃腸がお疲れ気味の人もいるのではないでしょうか?

食べ過ぎると、胃もたれを始め、食欲が出ない、胃痛などの症状が出やすくなります。今回は胃腸の不調を改善する方法を薬剤師の道川佳苗さんに教えてもらいました。

胃もたれはなぜ起こる?

胃もたれは、食べた物が胃から排出されずにとどまっていることで、胃が重く感じたり、むかむかする症状のことです。その他にも、胃酸が食道を逆流する「逆流性食道炎」でも胸焼けを感じることがあります。胃もたれや胸焼けの原因の多くは、食べ過ぎや飲みすぎで消化不良を起こすことです。その他の原因としては、ストレスによる自律神経の乱れ、運動不足や加齢による胃の動きの低下などが考えられます。

胃もたれ改善のための方法

1.消化の良い食事を心掛ける

揚げ物やスナック菓子などの油っこい食事や辛いものは消化不良の原因になるので控えましょう。その代わりに、消化の良い温野菜や鍋物、スープや煮物などの食事を心掛けましょう。また、消化を促すためによく噛んで食べ、腹八分目にすることも大切です。

2.食べ過ぎた時におすすめの食材

漢方の考え方では、気(エネルギー)を巡らせる食材を摂ることで、胃腸の動きが良くなると考えます。消化・吸収を促進する食材も合わせて摂ると効果的です。

気を巡らせる食材・・・大根、たまねぎ、にら、ねぎ、にんにく、みかん、しそ、春菊など

消化・吸収を促進する食材・・・大根、青菜、トマト、パクチー、かぶ、黒酢、茶など

3.ストレス解消法を見つける

ストレスが溜まると、自律神経のバランスを崩し胃腸の働きも悪くなります。香りは気の巡りを良くするので、アロマなど好きな香りを見つけてリフレッシュしましょう。その他にも軽い運動や散歩、自然の多い場所へ行くなど自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。

胃もたれにおすすめの漢方薬

漢方の考えでは、健康を維持するためには胃腸の働きを整えることを重視しています。そのため、胃腸の調子を整える漢方薬が数多くあります。代表的なものをご紹介します。

六君子湯(りっくんしとう):痩せ型で顔色が悪く冷え性の人の、胃もたれや食欲不振、胸焼けなどの改善に用いられます。胃の動きを良くすることで、不調を改善します

安中散(あんちゅうさん):神経質な人の、胃痛、胸焼け、食欲不振などに用いられます。ストレスによる胃の不快感にも用いられます

胃腸は健康の要です。胃腸の調子を整えることは、体全体の健康につながります。年末年始で食べすぎたという方は、新年は胃腸を整えることも意識してみてくださいね。

漢方薬は自分の体質や症状によって選ばれます。ご自身のタイプを詳しく知りたい、合う漢方薬を知りたい方は、お近くの漢方薬局やオンライン薬局などに相談してみてくださいね。

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教えてくれたのは

出典: 美人百花.com

道川 佳苗(みちかわ かなえ)さん

薬剤師、調理師。大学卒業後、調剤併設型ドラッグストアにて従事し服薬指導をする中、病気の予防、健康維持には食育が大切であると感じ、調理技術、栄養学を学ぶため服部栄養専門学校に入学し卒業する。その後、大手料理教室講師、漢方クリニックの門前薬局で煎じ薬の調剤、漢方相談、服薬指導などを経験。現在は今までの経験を活かし web上で健康相談や薬膳や漢方に関する情報発信をしている。

画像提供/PIXTA

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