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川内倫子が写真と文で綴った、家族の時間の豊かさ。

  • 2021.1.5
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写真家が出産から3年を綴ったエッセイ。

『そんなふう』

川内倫子著ナナロク社刊¥2,530

初の写真集『うたたね』から約20年。命の震えを見つめ続けてきた写真家が出産から3年間の日々を綴ったエッセイ。

シャッターを押した瞬間、自分の子どもが幼かった頃の自分自身に見えてくるような奇妙な瞬間を経験する。子どもの誕生を機に過去といまが緩やかに繋がっていく。成長していく無垢な存在を目の当たりにしながら、日々のささやかなことが眩しく輝く。写真集『as it is』の背景に流れていた、人が家族になっていく時間の豊かさを感じさせる。

*「フィガロジャポン」2021年1月号より抜粋

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