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【男の本音】「かわいい」と言ってくれるのに脈ありじゃない?彼が付き合ってくれない理由

  • 2021.1.2

気になる彼が「かわいいね」と言ってくれるものだから、もしかして脈あり?と喜んだにもかかわらず、彼はいつまで経っても付き合おうとは言ってくれすにずっと良い友だちのまま……。そのような男性が何を考えているのかについて、今回は一緒に見ていきたいと思います。

「かわいいね」は「好き」という意味

「かわいいね」と言ってくれるのに付き合ってくれない彼に「口がうまいばかりで、本当はかわいいなんて思ってないでしょ?」と思う人もいると思いますが、彼は本当にあなたのことをかわいいと思ったから、「かわいい」と言っています。

そして、そのかわいいは好きと同義です。この子かわいいなあ、好きだなあと、彼は思ったから「かわいいね」と言うのです。大きな視点で見た時、男性が言う「かわいい」は、そのようにまとめることができます。ではなぜ、彼は、その「かわいい=好きな」女性と付き合わないのでしょうか?その理由を、以下に一緒に見ていきましょう。

理由その1:少し遠く感じられるから

女性がかわいいという言葉をいろんな意味で使うのと同様男性もかわいいをいろんな意味で使います。たとえば「彼女は確かにかわいいし、付き合ってみたい。でもなんか遠い感じがする。でも、かわいいといえばかわいい」こういう感じで使うこともあります。要するに、かわいいけど、なんか彼女の存在を遠くに感じてしまう、だから、より積極的に交際にもっていけないということです。

付き合うって、かわいいから付き合うとかかっこいいから付き合うとか、それだけのことじゃないですよね?もちろん、彼女はかわいいから付き合いました、彼はかっこいいから付き合いました、というカップルもいますが、でもそういうカップルだけではないですね。かわいいけど、なんか自分とは全く違う感じの生活をしていそうで、だから「かわいい=好き=付き合ってみたい」という気持ち以上の気持ちを抱くことができない、ということも起こりますよね。

理由その2:一緒にいたらソワソワするから

たとえば、テレビに出ている芸能人を指さして「俺、この子と付き合ってみたいわあ。でも、朝起きた時にこんな美人すぎる女性が俺の隣で寝てたらソワソワして落ち着かないと思うから、別に付き合えなくてもいいや」と言う男性がいます。

つまり、彼にしてみれば彼女は「かわいい」を通り越して「かわいすぎる」んですね。かわいすぎる女性と一緒にいたらソワソワしちゃって落ち着かない……こういう感覚って男性あるあるです。だから、たとえば、街ですれ違う超かわいい女性とふつうに歩いている男性は、男性界ではすごいとされているのです。

めちゃかわいい女性を努力に努力を重ねてゲットしたことがすごい、というだけではありません。「こいつ、こんなにかわいい女性と一緒にいてもソワソワしないんだ。こいつすげぇ!今までどんな人生を送ってきたのだろう。どんな人生を送ってきたら、超かわいい女性と一緒にいてもソワソワしないメンタルになるのだろう」だから、すごいのです。

理由その3:「透けて見える性格」を見ちゃったから

ひと口に「かわいい」女性と言っても、いろんな性格の人がいますね。優しい人、気の強い人、やたらめんどくさい人などなど、いろんな人がいますね。男性はちょっぴりアホなところもありますが、100%アホではないのでかわいいというルックスの奥に、その人の人となりを見ています。

だから、たとえば「この子かわいいわぁ。でも気が強そうだから口説くのやめとこ」と思います。あるいは「この子かわいいけど、告って断られたら俺が告ったことをまわりに言いふらしそうだから、告るのやめとこ」などと思います。
つまり、男性における「かわいい」と告白の間には、「性格」とか「精神」という、それはそれは深い溝があるのです。

女性もそうでしょう?「彼はかっこいいけど、でも付き合ったら浮気されそうだから、告白するのやめとこ」とかと思うこと、あるのではないでしょうか。

あるいは、「彼はかっこいいけど、まわりの人の話だと、実は暗い性格らしいし、まわりの人にあまり好かれてないから、ちょっと様子を見よう」と思うことだってあるでしょ?

これ、「かわいいから付き合えるわけではない」とか「かっこいいから付き合えるわけではない」という、当たり前の話をしているんですが、なんか当たり前すぎる話ですみません。でも、気になる彼に「かわいい」と言われたら、やっぱり人ってその気になるから、この当たり前のことがどこかに飛んじゃうこともあるでしょう。

男性で言えば、気になる女性に「かっこいいね」と言われて、その気になって、でも告白されなくて、ずっと付き合ってくれなくて、なぜ?と思う、みたいな。相手に好意的に評価されたら誰だって舞い上がるものですが、よくよく冷静になってみれば、「やっぱり性格も評価されないと付き合えないのね」という結論に至る、ということです。

嘘ではなく「誰だってかわいい」のです

さて、今回の結論です。それは、極論を言えばかわいくなくても彼氏ができるということです。ここで言う「かわいい」は、世間の人たちが言う「かわいい」です。つまり、世間一般の基準に照らした時にかわいいとされるルックスを持ち併せていなくても、そのままのあなたでモテるということ。

別の言い方をするなら、あなたはそのままのあなたで十分かわいいのです。世間一般に言われている「かわいらしさ」って、あれ、テレビを見ているや、ネットを見ている人の好みの最大公約数のことですからね。

つまり、簡単に言えば、世間一般の人たちが言う「かわいい」とは、テレビ基準・ネット基準なんですよ。言い方を換えるとみんな基準であり世間基準のかわいさ、ということにすぎないのです。そのテレビやネットの最大公約数が、個々人の恋愛にどれほど影響がありますか?ほとんどないでしょう?

なくてふつうです。なぜなら、恋愛とは極めて個人的なことだから。だから、すごく個性的な顔を「かわいい」と評価する男性が「かならず」いるのです。男女逆パターンもおなじです。きわめて個性的な顔の男性のことを「かわいい・素敵・かっこいい」と言う女性が必ずいるんです。

2つの「かわいい」に敏感になろう

ということから、次のことが言えます。男性が言う「かわいい」には2パターンあるということです。1つは、テレビやネットでよく見る芸能人みたいに、という「かわいい」。もう1つは、テレビやネット、世論とはまったく独立に自分にとっての「かわいい」。

前者の「かわいい」も、後者の「かわいい」も、どちらも嘘ではなく、本当にかわいいと思うから、彼は「かわいい」と言います。がしかし、おそらく誰もが気づいていると思いますが、後者の「かわいい」、つまり、世間がどう言うかはまったく関係なく、とにかく自分にとってかわいいと思われた方が、付き合える確率は高いです。なぜなら、恋愛とは、相手の心の中に自分だけの居場所と思える空間を発見することによって成り立っているからです。彼女の中に自分だけの「かわいさ」を発見した彼は、すでに彼女にとても恋しているのです。

(ひとみしょう/作家・コラムニスト)

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