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悲しいのはなぜ?「拒絶」された時に落ち込まないための対処法

  • 2021.1.4
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どんなシチュエーションにおいても「拒絶される」のは辛いもの。でも、他の人々と関わり合いならが生きている以上、誰しもいつ拒絶される経験をするか分かりません。だからこそ、その対処法を知っておくことは自分自身を守ることに繋がるはず。

拒絶された苦しみをどう乗り越えるべきか――それにはまず、なぜそれほどまでに悲しく辛いのか、その理由を知ることが必要。本記事では、「拒絶された時に落ち込まないための対処法」をお届けします。

拒絶されると傷つくのはなぜ?

拒絶された事実に対処するためには、まず、拒絶されるとなぜこんなにもつらいのかを知ることが必要です。実際、誰かに拒絶されたら、心が深く傷つくものですよね。

人間関係の悩みをサポートするイギリスの団体、リレートのカウンセラーであるホリー・ロバーツさんいわく、拒絶された原因を「自分が至らないから」と考えたり、自分自身に問題があるからだと解釈してしまうと、存在そのものを拒絶されたと感じてしまい、深く傷ついてしまう場合もあるそう。

「誰しも否定され続けるのは辛いものです。だからこそ拒絶された経験を、自分の良さを考え直すきっかけにもできると思います」

特に、もともと自己評価が低い人や、物事をネガティブにとらえがちな人は拒絶されることで落ち込むことが多く、注意が必要とのこと。

拒絶にはどんなケースがある?

拒絶されることに悩む人は、実際によくあるケースや、これまで自分が経験したケースを考えてみるといいかもしれません。

拒絶と聞くと、「切り捨てられる」「縁を切られる」といった意味にとらえがち。でも、人と関わり合いを持って生きる中で、実は日常の中にも「小さな拒絶」が潜んでいる場合があります。その人の感受性によっては、気にも留めていない時もあるでしょう。

たとえば、「SNSでいいね! をあまりもらえない」、「友人が自分の誕生日を忘れていた」「抽選にはずれた」「親が自分より他の兄妹ばかりをかわいがるような気がする」など、こういったことも人によっては拒絶として捉えられます。

さらに恋愛関係になると、拒絶の幅は広がります。長年付き合ってきたパートナーに別れを告げられるというような大きな「拒絶」から、知り合ったばかりの相手が関係を進めたがらない、パートナーが自分や自分の友人と付き合いたがらないというような小さな「拒絶」まで…、小さくても確実にどんな拒絶も心に傷をもたらします。

だからこそ、どう向き合うかが大切なのです。

拒絶と向き合う方法

さまざまなタイプの拒絶がありますが、ダメージを軽くする方法が必ずあることを忘れないでください。

時間をかけて自分の気持ちを確かめる

どんな拒絶だとしても心は傷つきます。大切なのは、その感情を闇に葬り去ることはできないことを知り、きちんと感じ取ること。

「拒絶される経験は、信じられないほどの痛みをともなうかもしれません。けれど、その感情を押し込めてしまっては乗り越えることはできないのです」と話すのは、性心理・恋愛セラピストのイーファ・ドルリーさん。

「時間をかけて自分自身の感情を消化し、振り返り、理解しましょう。そうすることで癒やされるはずですよ」
自分の価値を思い出す

私たちは拒絶を自分個人に問題があるととらえがち。自分がまちがったことをしたのだとか、自分に悪いところがあったのだと考えてしまうことがあるかもしれません。でも、悪かったところをぐずぐず考えるのではなく、自分の良いところを徹底的に思い出すことが乗り越える力になるのです。

自分について肯定的な言葉を書いてみたり、自分のすばらしいところをリストアップしてみたりするのがイーファさんのおすすめの方法。声に出して読むことで、その言葉が必要なときに思い出せるようになるはず。

ただし、自分では思いつかないという人は、人がほめてくれる言葉に耳を傾けたり、その言葉を受け止めたり、それもできなければ、感謝している出来事を考えるのも効果的だとか。

家族や友人は、自信を取り戻したいと思っているあなたにとって、あなたがなぜすばらしい人なのかも思い出させてくれる存在。

「自分が傷ついていることを認めるのは恥ずかしいかもしれません。けれど、自分の良さを自分では見つけられないときは、大切な家族や友人たちがあなたにそれを思い出させてくれるでしょう」
過ぎたことは、くよくよ考えない

イーファさんいわく、自分の感情と向き合うのは大切ですが、起きたことに対して反省を求めすぎるのは逆効果だそう。過ぎたことを反芻して消耗するのではなく、きっかりと時間を区切って考えるのがいいとか。

たとえば30分と時間を決め、起きたことに対する感情を見つめたり書き記したりしたら、いったん考えるのをやめ、違うことに気持ちを向けてみましょう。

もっと広い視野で見る

拒絶を自分自身の問題と考えてしまうと、別の視点から状況を見るのが難しくなってしまいます。より客観的に見られる友人と話すことがきっと役に立つでしょう。

「一緒にいて心を許せる相手と話してみてください。落ち込んでいたり混乱していたりするときは、違う角度から物事を見るのを忘れがち。別の視点で見ることがとても大切になってきます」
自分をいたわる時間をつくる

何が原因だとしても、精神的に辛い経験をしたときは自分をいたわる時間をつくることが大切。お風呂に入る、好きな音楽を聴く、ゆったり散歩を楽しむなど、自分が気持ち良くなることをするのがホリーさんからのアドバイス。

受け入れて、前へ進む

拒絶への対処法は、最終的には受け入れ、乗り越えるということに尽きるでしょう。

「浮気したパートナーや、ドタキャンで待ち合わせのバーに来なかった相手を許せないかもしれません。でも、起きた現実を受け入れれば、未来を見据え、自分が選んだ道を進む力になるはずです」

拒絶され、気力を失うこともあるでしょう。でも、どうやって前へ進むかは、自分の意思次第。あなたのすてきなところを見つめ直したら、未来へ歩いていきましょう!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: 中尾眞樹(Office Miyazaki Inc.)

COSMOPOLITAN UK

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