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事実婚カップル、ゴールディ・ホーン&カート・ラッセルがいつまでも幸せな理由

  • 2020.12.31

カート・ラッセルとゴールディ・ホーンのラブストーリーは今も継続中。

その様子は、最近公開されたばかりのコメディ映画『クリスマス・クロニクル』の中でも明らか。作中、カートがサンタクロース、ゴールディーがクロース夫人を演じています。

サンタクロース夫妻を演じるようになるはるか以前は、ディズニーのミュージカル映画、『ファミリー・バンド』に出演する若い俳優に過ぎなかったふたり。この映画が公開された1968年、すでに天才子役として名声を獲得し、ディズニーと10年契約を交わしていたのはカート。一方、ゴールディはキャリアをスタートさせたばかりで、本作が初めての映画出演だったのだとか。

「私が21歳、彼が16歳だったわ」とゴールディがBBCラジオ4に語ったのは2012年のこと。「彼は可愛らしいけど、あまりに若すぎると思ったの」。

25ans Wedding

それから15年経った1983年、ふたりが再びロマンチック・コメディ映画『スイング・シフト』で共演すると、事態は違う方向へ。

「2度出会うような感じになったんだ」とカートがテレビ司会者のコナン・オブライエンに語ったのは、2017年のこと。「僕はひどい二日酔いで、ゴールディに関しては、その昔一緒に仕事をしたということ以外に何も知らなかったんだよ。何が起こるかよくわかっていないところに、彼女が素晴らしいボディで現れて。だから、最初に出て来た言葉が『うわぁ、見事な体型だね』。思わず出て来ちゃって、まずいことにもなりかねなかったんだけど、彼女は『あら、それはどうもありがとう』って言ってくれたんだ」。

ゴールディもまた、カートとの再会についてこう語っています。「何年も経ってからまた会ったんだけど、最初に会ったときに彼をすごく気に入ってたことを覚えてたの」とBBCラジオ4に語ったゴールディ。「私たちふたりとも、他の俳優とは二度とデートしないって言ったの。だから、どうなるかなんて、本当にわからないってことよね」。

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現在75歳になるゴールディが2017年の『People』誌に詳しく語ったのは、彼の何が彼女の目を引いたのかということ。ゴールディが主に覚えているのは、2番目の夫、ビル・ハドソンとの間の2人の子どもたち—オリヴァーとケイト・ハドソン—とカートが仲良くしている姿。

「[カートは]すごくハンサムなのに、作ってるところがないの。彼は女たらしじゃないとすぐにわかったわ」「本当に何にひかれたのかというと、彼が撮影現場に来た子どもたちと一緒にいる姿よ。彼は子どもたちに対して素晴らしかったの。本当に自然だった」。

その後まもなく、ふたりはファーストデートに。『スイング・シフト』の撮影中のことで、カートは自分にはダンスの練習が必要で、ゴールディのようなプロのダンサー以上に頼れる相手はいない、と言い張ったのだとか。そしてついに、踊れるジャズナンバーを流しそうな、ザ・プレイボーイ・クラブに行くことに。でも結局ダンスフロアに立つことはなく、デートを楽しみ、その後は改装中だったゴールディの新居に行くことにしたのだとか。ただし、唯一の問題は、ゴールディーがまだ家のカギを持っていなかったこと。しかたなく、ふたりは家に侵入することにしたそう!

「なんとか2階に上がる階段を見つけて、想像上の家具を見回したんだ」とNBCのトーク番組『HARRY』で語ったのは、カート。「僕らは想像上の寝室にいたんだ…侵入したせいで、警察が入って来たときね。それが僕らのファーストデートさ」。

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幸いにも、警察はふたりの冒険に水を差すことにはならなかったよう。ホテルで一夜を過ごした後、1983年のバレンタインデーには正式に交際がスタート。次に、お互いの子どもたち(カートには、元妻で女優のシーズン・ヒューブリーとの間に息子のボストン・ラッセルが)を合わせて、ともに暮らすように。さらに、1986年7月10日には息子のワイアット・ラッセルが誕生し、全部で6人の混合家族になりました。

翌年、共演3本目となるロマンチック・コメディ映画『オーバーボード』に出演したふたり。2017年にジェームズ・コーデンのトーク番組でゴールディが語ったところによると、普段は自分たちの映画を見ないふたりが、ある晩ワインを片手にこの映画を見ることになり、記憶の糸をたぐることになったのだとか。

「どうして恋に落ちたのか、忘れることってあるでしょ? 私は全部覚えてたの、どうして恋に落ちたのか。この映画は、本当にそれを見ているようだったわ」

交際38周年を迎えようとしている現在も、結婚はしていない、カートとゴールディ。ふたりはそれでこの上なく幸せだそう。

「私たちは結婚なしでかんぺきにやってきたわ」と『ウーマンズデイ』誌に語ったゴールディ。「私は献身的に愛してもらったと感じてるし、結婚ってそういうものであるべきじゃない? だから、私が献身的で、正直で、思いやりがあって、愛している状態にあるなら、私たちは大丈夫ってことなの。私たちは子どもたちを立派に育てたわ。彼らは素晴らしい人間よ。私たちはよくやったし、そのために結婚する必要もなかった。私は毎朝起きて彼がそこにいるのを見るのが好きだし、自分に選択肢があるとわかってるのも好き。結婚する理由はないのよ」。

カートもまた、エンターテインメントサイト『Extra』の2017年のインタビューに対して同様の意見を述べています。「いいかい、これは34年間言い続けてることだけど、ゴールディと僕は、実際のところ、他のカップルと何も変わらないと思うんだ。僕らは同じようなことを経験してる。でも、恋愛関係にある2人の人間が誰かということは、何に対処することになるかという点で重要なんだ。浮き沈みもあるし、横道にずれたり、いろいろあるんだ。34年間経って思うのは、ふたりで経験できるあらゆる感情を経験したということだね」。

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長続きする関係についてゴールディはどう考えているかと言えば、彼女はいくつかのことを肝に銘じているそう。

2017年5月の『People』誌に対して語ったのは、「愛、感謝、共感。だって、どんな男性、または女性でも、パートナーを怒らせることがあるから。家族。楽しいこと。笑い。セックス」「そういうものを大事にしないと、いい、おしまいよ」。

翻訳/mayuko akimoto Photo Getty Images From GOODHOUSE KEEPING

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