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『ワンダーウーマン1984』に「映ってはいけないモノ」? 意外な“裏話”に納得【ネタバレなし】

  • 2020.12.30
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映画『ワンダーウーマン1984』に「映ってはいけないモノ」が映ってしまっていた? 関係者が明かした“裏話”に思わず納得。(フロントロウ編集部)

※映画『ワンダーウーマン1984』のネタバレはありませんので、安心してお読みください。

『ワンダーウーマン1984』劇中に「映ってはいけないモノ」?

2017年に大ヒットを記録した映画『ワンダーウーマン』の第2弾として公開された映画『ワンダーウーマン1984』。前作に引き続き、主人公のワンダーウーマンことダイアナ・プリンスを映画『ワイルド・スピード』シリーズや『ナイル殺人事件』で知られるガル・ガドットが演じ、ハリウッドで注目を浴びる屈指の女性監督である映画『モンスター』のパティ・ジェンキンス監督がメガホンを取った同作は、タイトルにもある通り、1984年の冷戦時代が舞台。

35歳以上の観客たちにとっては懐かしく、Z時代の若者たちには目新しく映る時代背景もストーリーに華を添えているが、同作を観た一部の人々が1984年当時には存在しなかったはずの「映ってはいけないモノ」が映っていると騒然となっている。

劇中には、1980年代らしく、パンクな若者の集団が画面上に登場するシーンがあるのだが、そのうちの1人が着用しているバンドTシャツに視線が集中。

赤いモヒカンヘアがクールな女性キャラクターは、アメリカ発のハードコア・パンクバンド、クロ・マグス(Cro-Mags)のデビューアルバム『The Age of Quarrel(ジ・エイジ・オブ・クォレル)』のジャケットがプリントされた黒いTシャツを着ているのだが、ロックファンの間では、同アルバムは『ワンダーウーマン1984』の舞台である1984年の2年後の1986年にリリースされたものなので、劇中に登場するのはおかしいとSNS上で話題になった。

「1986年にリリースされたアルバムのTシャツを1984年に街の人が着ているわけない!」、「(ミスを犯した)誰かがクビになればいいのに」、「何てヒドい間違いなんだ、この映画に関わったすべての人は、今後作品を作る資格をはく奪されるべき」。そんな過激なコメントも飛び出したが、じつは、『ワンダーウーマン1984』に、このTシャツが登場した裏には、ある秘話が存在した。

バンドメンバーが明かす「Tシャツ採用秘話」

クロ・マグスのボーカルを務めるジョン・ジョセフのもとには、『ワンダーウーマン1984』の劇中に当時まだ発売されていなかったはずの『The Age of Quarrel』のTシャツが映っていると、たくさんの知人たちから“タレコミ”があったよう。

しかし、じつは、ジョンは、同作に問題視されているTシャツが登場することを事前に知っていた。それどころか、むしろ、ジェンキンス監督から直々にバンドTシャツを提供して欲しいとお願いされ、彼女にTシャツを送った張本人だった。

画像: クロ・マグスのフロントマン、ジョン・ジョセフ。
クロ・マグスのフロントマン、ジョン・ジョセフ。

『ワンダーウーマン1984』の該当のシーンの写真をインスタグラムに投稿したジョンは、多くのロックファンも知らなかった、こんな秘話を明かした。

「20人くらいの人から、この(Tシャツの)件に関してお知らせがあったよ。僕は、パティ・ジェンキンス監督とは1980年代からの友人なんだ。『ワンダーウーマン1984』のためにクロ・マグスのTシャツを送って欲しいとお願いされたから『The Ageof Quarrel』のTシャツを送った。じつは、オリジナルのアルバム(黒いカセットテープのバージョン)は、1984年にリリースされたんだ。僕とギタリストのパリス(・メイヒュー)が自費でレコーディングした。彼の父親がナッシュビルでプレス工場を運営していて、そこでテープを製造したんだ」

レコードレーベルのプロファイル・レコーズから『The Age of Quarrel』のレコード盤がリリースされたのは1986年だが、じつはそれ以前の1984年にカセットテープ版がリリースされていたため、アルバムジャケットがプリントされたTシャツが1984年を舞台にした『ワンダーウーマン1984』の劇中に登場しても、実質、間違ってはいないことを説明したジョン。続けて、クロ・マグスをはじめ、パンク音楽の大ファンだというジェンキンス監督の“監督デビュー”を後押ししたのは自身だという事実も告白した。

「トリビアもお教えしよう。パティの監督としての初仕事をお膳立てしたのは僕なんだ。リーウェイ(Leeway)というバンドの『3 Wishes)』という曲のミュージックビデオだよ。彼女はニューヨークにある映画学校に行ったけど、育ったのはワシントンD.C.。彼女は(ロックバンドの)バッド・ブレインズ(Bad Brains)の大ファンなんだ!」

画像: 映画『ワンダーウーマン』、『ワンダーウーマン1984』、そして制作決定が発表された3作目の監督を務めるパティ・ジェンキンス監督と主演のガル・ガドット、スティーブ・トレバー役のクリス・パイン。
映画『ワンダーウーマン』、『ワンダーウーマン1984』、そして制作決定が発表された3作目の監督を務めるパティ・ジェンキンス監督と主演のガル・ガドット、スティーブ・トレバー役のクリス・パイン。

映画やドラマに映ってしまった“あるまじきモノ”といえば、近年では、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』に映り込んでしまったスターバックスのカップやミネラルウォーターのペットボトルなど、人為的うっかりミスによるものが多いけれど、『ワンダーウーマン1984』のロックTシャツに関しては、ちゃんと、思惑があってのものでミスではなかったよう。

「おかしい!」と目くじらを立ててしまった人々は、結局のところ、バンドメンバーであるジョンからの“棚ぼた”なアルバム誕生秘話や、ジェンキンス監督が意外にも筋金入りのパンクロック愛好家だというトリビアなどが聞けて、逆に得をしたのではないだろうか。(フロントロウ編集部)

早くも制作決定!『ワンダーウーマン』第3作について現時点でわかっていること - フロントロウ -海外セレブ情報を発信

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