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ついに興行収入1位を達成!『鬼滅の刃』雷の呼吸【熱界雷】とは一体どういう意味?

  • 2020.12.31
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ついに12月27日、『鬼滅の刃』が興行収入歴代1位を突破しました。

今回はそんな話題の作品より、作中に登場する技名の一つ「熱界雷」についてご紹介したいと思います。

アニメや漫画を見ていない方は初めて聞いた、という方もいらっしゃるかと思います。また、すでに作品を見ている方にも、この「熱界雷」という言葉を造語だと思っている方がいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、実はこの言葉は、作品の技名とは別に正式な日本語として存在しているんです!

『鬼滅の刃』で登場する「熱界雷」とは?

「熱界雷」は雷の呼吸・伍ノ型にあたり、主人公炭治郎たちの敵にあたる鬼の一人「獪岳(かいがく)」が使用する技の名前です。

同じ雷の呼吸の使い手である我妻善逸(あがつまぜんいつ)との戦いで獪岳が使用したこの技は、刀を下から上に切り上げ、斬撃を飛ばすように攻撃するものです。

「熱界雷」読み方と意味

まずは読み方。正解は「ねつかいらい」です。

恐らく読み方はそれほど難しくなかったのではないかと思います。

では、続いては技名ではなく、日本語としての「熱界雷」についてご紹介します!

読み方は技名と同じ「ねつかいらい」で、「熱雷と界雷の要因が重なって発生する雷」のことを指します。

熱雷と界雷はどちらも上昇気流が要因となって発生する雷のことで、特に熱雷は、夏の強い日射によって起こった上昇気流によって、積乱雲が発達して生じる雷、界雷は寒冷前線付近の上昇気流により生じる雷を指します。

さらに、その2つの雷によって生じるのが、「熱界雷」ということです。

雷の呼吸の「熱界雷」という技も、上昇気流のように下から上に切り上げる技となっていて、技を繰り出す工程や攻撃のさまが、現実に起きる「熱界雷」に類似しているように思われます。

作者の吾峠呼世晴さんも実在する「熱界雷」をもとに技を考えたのかもしれませんね。

まとめ

「熱界雷」は「ねつかいらい」と読み、獪岳の技名でもありながら、上昇気流によって生じる2つの雷「熱雷」と「界雷」が重なって生じる雷を意味する、実在する言葉でもあります。

「熱界雷」のように『鬼滅の刃』には、実際に日本語として存在する言葉が技名やキャラクター名に多く使われています。

気になる方は他の言葉の意味も調べてみると、作品をより楽しめるかもしれません!



※本文中の登場人物の漢字や読み方に関する内容は、『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴/集英社)の公式HP及び原作を基にしております。