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書名の面白さのみで本を選ぶ「日本タイトルだけ大賞」 2020年のグランプリ作品は...

  • 2020.12.27

[ちちんぷいぷい-毎日放送]2020年12月16日放送の「へえ~のコトノハ」のコーナーでは、新しい読書の楽しみ方を紹介していました。

番組が取り上げたのは、内容は一切評価の大賞とせず、タイトルの面白さだけで本を選ぶ「日本タイトルだけ大賞」。このアワードの実行委員は、ベストセラー「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」の著者・山田真哉さんです。

中身は「読んでいません」

番組が山田さんに聞くと、選考基準は「オールジャンルの書籍からタイトルのコピー・美しさ・面白さのみで評価しています」とのこと。「本とタイトル」は「商品と広告」の関係に似ていて、タイトル次第で大ヒットの可能性もあるとか。

タイトルの良い本は内容も良いのですか?との質問には、「そうでもない」。3割いけばいいとのこと。

20年12月10日発表の第13回大賞作品は

「あやうく一生懸命生きるところだった」(著)ハ・ワン

選考基準は、「コロナ禍で『今までの生き方でよかったのか』と考えさせられる時代にこの言葉が共感できた」「テクニック的には毒を吐きながらも、独りよがりにならずうまく言語化できている」とのこと。

 2020年の大賞「あやうく一生懸命生きるところだった」(ダイヤモンド社)

ちなみに過去の大賞作品は

「砂漠の空から冷凍チキン」(著)デレク・ミラー
「人間にとってスイカとは何か」(著)池谷和信
「ゾンビ対数学」(著)コリン・アダムズ
「妻が椎茸だったころ」(著)中島京子
「やさしく象にふまれたい」(著)オノツバサ

いずれの本も「読んでいません」と山田さん。本屋さんで気になるタイトルの本を探してみるという楽しみ方は、新しくて面白そうです。

(ライター:まみ)

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