1. トップ
  2. グルメ
  3. ニューシブヤの拠点はここで決まり。「VALLEY PARK STAND」が紡ぐ新しい渋谷遊び

ニューシブヤの拠点はここで決まり。「VALLEY PARK STAND」が紡ぐ新しい渋谷遊び

  • 2020.12.26

昭和5年から90年にわたり、渋谷を訪れる人々に親しまれてきた渋谷区立宮下公園が、今年新たな渋谷の魅力の発信地として生まれ変わった。「VALLEY PARK STAND」は、かつての宮下公園のマインドを受け継ぎながら、まだ知らなかった新しい渋谷の景色を見せてくれる、リラックスできてフレンドリーなカフェ。ここを拠点に、新しくなった渋谷の街へ繰り出そう。

2020年7月、渋谷区立宮下公園が、商業施設やホテルと一体となった地上4階建ての新たなランドマーク「MIYASHITA PARK」として生まれ変わった。古い樹木が生い茂っていた小さな公園は、常に明るい陽が当たる芝生の広場やボルダリングウォールなどを備えた開放的なプレイスポットへと姿を変え、商業施設「RAYARD(レイヤード) MIYASHITA PARK」の屋上スペースとして活用されている。カフェ「VALLEY PARK STAND(ヴァリー・パーク・スタンド)」は、その新生・宮下公園に隣接する次世代型ライフスタイルホテル「sequence(シークエンス)MIYASHITA PARK」の中にオープンした。

代官山や道玄坂、宮益坂など、駅周辺を多くの坂道で囲まれた渋谷は、「谷」という文字があてられているとおり、すり鉢状の地形の中心に位置している。VALLEY PARK STANDが目指すのは、そんな渋谷駅を取り囲む渋谷エリア一帯の起点だ。

谷の中心から螺旋状に広がる渋谷の街を架空の大きな公園“VALLEY(=谷) PARK”ととらえ、渋谷に馴染みのあるローカルな人々はもちろん、隣県、関東、国内、さらには海外からの観光客など、あらゆる人が集い、ここから渋谷の街=VALLEY PARKへ繰り出していく。そんなローカルとツーリストをゆるやかに結ぶ、ビジターセンターのような存在になろうというのだ。

VALLEY PARK STAND自体も、渋谷のシンボルのひとつである渋谷区立宮下公園と、観光客が行き来するホテル「sequence MIYAHISTA PARK」を結ぶようにつくられており、どちら側から見てもシームレスなデザインになっているのが大きな特徴だ。公園側からアプローチすれば、まるで園内に併設されているかのように入りやすいカフェ。ホテルのエントランスから訪れるとエレガンスなホテルのラウンジらしいスペースだ。

全面ガラス張りの大きな窓からは太陽の温かい光や樹々が色づく様子が見え、街の風景であるビルに囲まれた渋谷のど真ん中にいながらにして、四季を感じることができる。また、店内に並ぶのはかつて宮下公園に植えられていたけやきの樹で造られた木製スツールや、公園のベンチのように一連に並ぶゆったりと大きめのチェアー。ホテル内なのに、屋外にいるような開放的な気分が味わえるのだ。

いつの時代も日本のカルチャーを築き上げてきた渋谷において宮下公園は、自然を感じられる数少ない場として貴重な存在だった。だからこそ、ホテル「sequence MIYASHITA PARK」ではそんな公園で過ごすときのようなリラックスした気持ち“PARK MIND(パークマインド)”を受け継ぐ。

愛犬の散歩に出かけたり、コーヒーを片手に気分転換に立ち寄ったり、どんな目的であれ公園を訪れると、自然と心が開放されていつも以上に自由なマインドになる。陽や風の向きを感じて座る場所を変えてみる、ちょっとした切り株を椅子にしたり机にしたりして使う、何の変哲もない石ころが遊び道具になるーー。使う人が自分が感じたままに、思い思いに楽しむのが公園という場。VALLEY PARK STANDもそんな公園のように、用途も過ごし方も使う人が自由に決める。

たとえば木のスツールや窓際の石段は、机として使うも椅子として使うもその人次第。ハイテーブルにはカウンターチェアーが備えられているが、スタンディングスタイルで使うのもいいだろう。

もちろん店を訪れる用途もさまざまだ。ホテルレストラン、ブレイクタイムに立ち寄るコーヒースタンド、パークサイドカフェ・バー。Wi-Fiや電源環境も完備されているため、リモートワークやミーティングの場としても大いに活用できる。ましてやすぐ隣は、フラットにつながる渋谷区立宮下公園だ。作業や思考に行き詰まったりしたときにはちょっと外に出てまた戻ってくるなど、オンオフの切り替えも自由自在にできるところがすごくいい。

フードやグッズも、あらゆるニーズや過ごし方に沿うようにと充実している。シグニチャーメニューは、ワンハンドスタイルで楽しめるボリューム満点のピタサンド。店内でピクニック気分を味わうもよし、テイクアウトしてVALLEY PARK(=渋谷の街)を歩くのもおすすめだ。また、自家製リキュールで作るパイントサイズの本格カクテルも、朝からオーダーが可能。海外のカフェテリアでくつろぐように、プチリゾートを満喫するのも新しい渋谷の過ごし方になりそうだ。

ホテルと公園をつなぐことで生まれたのは、ふたつのいいとこ取りをした、自由に過ごせる新しい渋谷カフェのスタイルと、今までになかった渋谷の新たな楽しみ方。長く東京に暮らす人にとっても、最新施設とともに、太陽の光と公園が間近にある渋谷の姿は新鮮に映るに違いない。みんなが自由に使える公園のように、VALLEY PARK STANDは、シチュエーションと使う人次第で、新しい渋谷の街の楽しさが見えてくる。お気に入りのグッズとフードを持って、ここから渋谷の街に繰り出そう。

取材・文 : RIN

元記事で読む
の記事をもっとみる