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持病の薬は大丈夫? “日本から海外に持ち出せない医薬品”のリスト

  • 2015.6.1
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【パパからのご相談】

私たち夫婦と幼稚園の息子、私の両親の5人で海外旅行を予定しています。両親は重病ではありませんが、高血圧や心臓に持病を持つため常備薬が手放せません。 また息子もまだ幼いので、万一のときのために使い慣れた日本の薬を持っていきたいと思っています。ただ、海外には持ち出せない薬もあると聞きました。海外旅行に持っていける薬とダメな薬を教えてください。

●A. 海外への持ち出しはもちろん、旅行先によって持ち込める薬に制限があります。

こんにちは。海外在住プロママライターのさとうあきこです。

家族での海外旅行、楽しく安全な旅にするためにも、必要となる可能性のある薬は手元に携帯しておきたいですね。

まず、日本から持ち出せる薬品には制限があります。さらに、渡航予定の国によっても、条件が変わってくることがあるため、特に慢性疾患のための常備薬を持参したい場合には十分な下調べと準備が必要です。

●日本からの持ち出しが禁止または制限されている薬品

麻薬はその種類を問わず持ち出しが禁止されています。ただし、病気治療に必要な医療用麻薬の場合は、地方厚生(支)局長の許可を受け、“麻薬携帯輸出許可書”と“輸入許可書”を携帯することを条件に認められることがあります。

向精神病薬と呼ばれる、

・抗うつ薬

・精神安定剤

・睡眠薬

・中枢神経刺激薬

・抗てんかん薬

などとして処方される薬剤は、自分の治療のためであれば、“医師による必要性を証明する書類”や“処方箋の写し”があれば持ち出しが許可されますが、渡航先の国によっては含まれる成分の一部が持ち込み禁止規制対象になっていることもあるので注意が必要です。

また、注射剤であるインスリンやインターフェロンも飛行機内への持ち込みには医師による英文の“薬剤証明書”が必須です。

●日本から持ち出せる薬品

“日本からの持ち出しが禁止または制限されている薬品”以外の薬は基本的に海外旅行に持っていくことができます。

例えば、市販薬の多くは持ち出しが可能ですが、一部の市販薬にも海外で規制されている物質が含まれている例がまれにあります。咳止めや睡眠導入剤などは特に注意が必要です。

また、誤解やトラブルを避けるために、薬はその箱や説明書と一緒に携帯することをおすすめします。英文表記があればなおいいでしょう。英文の説明書は、製造元や販売元に問い合わせて取り寄せたり、公式サイト上からダウンロードできる場合もあります。

また、医師から処方されている薬も原則として持ち出しが許可されます。慢性疾患の場合の薬は、万一に備えて持ち込む市販薬とは違い、出入国の際に没収されると一大事です。義務ではありませんが、念には念を入れ、旅行前に医師に相談し、英文の“薬剤携行証明書”を発行してもらったり、処方箋のコピーを薬と一緒に携帯すると安心です。

●まとめ

血圧や心臓などの慢性疾患の薬は医師の処方を受けているはずです。旅行前の定期健診などで、海外へ行くことについて相談し、携帯書類を整えたり、薬を多めに出してもらうことや現地での飲み方などについても話し合っておくと安心です。

また、処方箋や診断書のコピーなどは英文でそろえておくと、万一渡航先で体調を崩して医師の診断を受ける場合にもスムーズに対応してもらえます。

個人用の薬の携帯が出入国で問題となることは少ないのですが、渡航先の国によっては薬の内容を細かく問いただされ、没収されることもあります。なくては困る薬であれば、確実に持ち込めるようインターネットで調べたり、渡航予定国の大使館などに問い合わせておくことをおすすめします。

【参考リンク】

・お薬のしおり | 東京医科大学病院 薬剤部(PDF)

●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)

子育て、教育、健康、食、仕事、人間関係などなど、海外に場所を移してもやっぱり悩むことは多いし大変。でも、ガッツリ取り組んでみたらなんだかおもしろい! 何かと不便な海外生活の中での工夫の数々と、実際に体験した失敗と成功を元手に、日々多方面へと情報発信中です。フルタイムプロライターとして、またライフワークとして、好奇心のおもむくままに、時には情報の海を、時には世界中を母娘で旅しながら、子育て・自分育てにまい進中。

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