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サンタクロースはいつまで信じる?小学生のサンタクロース事情とは

  • 2020.12.24
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子どもにとってのクリスマスはサンタクロースからプレゼントをもらう一大イベントです。しかし成長するにつれ、サンタはいないという現実を知る様になります。何歳くらいで気づく様になるのか、また、疑い始めた時に親はどんな返答をしたらいいのか、皆のサンタクロース事情を知り参考にしてみましょう。

サンタクロースを信じているのは何歳まで?

クリスマスと言えばサンタクロース。子どもはサンタの存在を信じプレゼントが届くのを待って朝を迎えますが、いつの日か実在するのではなくパパやママからプレゼントをもらっていたことを成長の過程で知っていきます。もちろん家庭環境の違いや個人差もありますが、大体何歳くらいまでサンタクロースを信じているのでしょうか。

「サンタクロースの存在を信じているか」という質問に対して信じている割合を年齢別に見てみましょう。
2歳・・・23%
3歳・・・59%
4歳・・・74%
5歳・・・82%
6歳・・・88%

2歳までは「まだサンタクロースを理解していない」という回答が65%ありますが、3歳になると30%に減るのと同時に信じているという割合が6割近くにまで急増しています。いずれの年齢でも「信じていない」という回答は5~8%で、ごくわずかですが「最初から信じていない(いることを教えていない)」という家庭もありました。未就学の時点では8割前後がサンタクロースの存在を信じていることが分かりますね。

小学生に同じ質問をしています。
7歳・・・85%
8歳・・・63%
9歳・・・74%
10歳・・・47%
11歳・・・47%
12歳・・・22%

9歳までは7割前後が信じていますが、10歳を超えると急に半数以下に下がっていることが分かります。
※「いこーよ」2017年ユーザーアンケート

サンタからのプレゼントがどこに置かれているのかも気になります。
届く場所の1位は「枕元」(小学生39%、中学生32%)ですが、中学生の1位は「クリスマスツリーの下」(小学生28%、中学生32%)で中学生は同率となりました。次いで「リビング」(小学生10%、中学生11%)、「机の上」(小学生7%、中学生10%)、「ベランダ」(小学生2%)となりました。

サンタさんに希望のプレゼントを伝える方法は「手紙を書く」(小学生72%、中学生60%)で最多に。「家の人に話してお願いしてもらう」(小学生15%、中学生21%)や「空にお願いする」(小学生6%、中学生3%)という方法が続きます。中には「サンタから電話がくる」「親にサンタさんに電話してもらう」などの回答もありました。
※ニフティ「クリスマスプレゼントに関する調査」(小中学生1,574人回答)

サンタクロースが来るのは何歳まで?

サンタクロースを何歳まで続けるかということも、子どもが信じているかどうかに関わってきます。
サンタクロースからプレゼントを贈ることをやめた年齢としては

小学校入学まで・・・7.1%
1~2年生まで・・・13.1%
3~4年生まで・・・26.5%
5~6年生まで・・・35.4%

年齢が上がるにつれサンタクロースをやめる家庭が増えていますが、6年生まで続けると答えた人の割合は75%となっています。子どもが存在を信じるのは3年生くらいまでですが、サンタクロース制度は小学校卒業までというのが最も多い様ですね。
※ウーマンエキサイト、まちcomi調べ

やめる年齢だけではなく、きっかけやタイミングも気になります。
一番多いのは、子どもがサンタクロースを信じない、疑う様になったらやめるという家庭でした。事実を知った子にウソをつき続ける必要はないということでしょう。また子ども側では「いないと言ったらプレゼントがもらえなくなるから言わない」という意見もありました。

それでは子どもが信じ続けている場合はどうでしょうか。「信じている限りサンタからプレゼントをあげる」という家庭も多くありましたが、「小学生卒業まで」「〇歳まで」などとあらかじめ区切りをつけている家庭もありました。

「サンタはいないんでしょ?」と聞かれたらどう答える

サンタクロースを信じながら、様々な知識を得るにつれて疑い始めたり、お友達や兄姉などから「本当はいないんだよ」と聞かされたりして存在を疑い始めることもあるでしょう。そんな時親に「サンタクロースは本当にいるの?」と聞く子どもは少なくありません。

その様に聞かれたことがあると答えた親は68.8%、ないは31.2%で、7割近くが聞かれている様です。聞いていない子どもの中にも、親には聞かないだけで自分の中で疑問に思っている子はいるかもしれませんね。どんな返事をしているのか、実際の回答をご紹介します。

・「信じている子のところだけに来るんだよ」「姿を見たり存在を疑ったりする子どもの所には来なくなってしまうんだよ」

・「サンタさんは世界中の子どもにプレゼントを一晩で渡さないといけないから、お父さんとお母さんがプレゼントを預かったんだよ」

・「サンタさんは〇年生までしか来ないんだよ。他の小さい子の所に行ってほしいからお父さんとお母さんが頼んだんだ」「小さい子の所に行く為に順番を譲ってあげようね」

・サンタさんの存在を疑いだした頃に「そっか、いないんだ。それじゃあ今年からクリスマスプレゼントはお父さんからもらう?」と選ばせる

「サンタさんはいるか?」という質問に対してどう答えるかは大人が悩む部分であります。名答として有名なのが、100年以上前のニューヨークの新聞社に掲載された社説です。バージニアという少女が「サンタクロースは本当にいるの?」という質問を新聞社にし、その答えを担当記者が社説を通してしたものです。

「サンタクロースはいるんだ。愛とか思いやりとかいたわりとかがちゃんとあるように、サンタクロースもちゃんといる。サンタクロースがいないってことは、子どものすなおな心も、つくりごとをたのしむ心も、人を好きって思う心も、みんなないってことになる。見たり聞いたりさわったりすることでしか楽しめなくなるし、世界をいつも温かくしてくれる子どもたちの輝きも消えてなくなってしまうだろう」

この様に「目に見えるものだけが本当ではなく、信じたり想像したりできたらそれは存在するのと同じ。それが出来ない世界はさみしくつまらないものだ」ということを語りかけています。サンタクロースを通じて見えないものを信じる気持ちを教えてくれるとして、長い年月が経っても多くの人に支持されています。
社説全文:http://www.alz.jp/221b/aozora/there_is_a_santa_claus.html

サンタクロースのフリをして子どもにプレゼントを贈るということは、ひとえに子どもの喜ぶ顔を見たいという親の愛情なのかもしれません。実際、サンタクロースの現実に気付いた時にガッカリするという子どもは少ないようです。サンタの位置づけは変わっても、子どもにとってクリスマスが楽しいことは変わりません。サンタクロースを信じようと信じまいとクリスマスに感じる温かい気持ちを家族で共有することが大切です。

筆者の子どもは小学3年生で、まだサンタクロースを信じており今年も手紙を書いていました。しかし友達に「サンタはいなくてパパとママがプレゼントを用意して隠しているんだよ」と言われたそうです。

今は「パパからプレゼントをもらう子と、サンタさんからもらう子がいるんだね」と言っていますが、来年辺りは現実に気づいているかもしれませんね。実際同級生の中には、既にサンタがいないことを知っているので親もサンタからというスタンスをやめ、欲しいものを11月中にクリスマスプレゼントとして渡したという家庭もあります。

サンタがいないと知ってガッカリする子も中にはいるそうですが、ほとんどは「やっぱりね」という感じで納得する様です。子どもの喜ぶ顔を思い浮かべてサンタのフリをする親の気持ちは、子どもにも何となく伝わるかもしれません。どんな形でプレゼントをあげるとしても、楽しいクリスマスをお過ごしくださいね。

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