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学びに終わりはない!74歳のおばあちゃんが孫と大学を卒業

  • 2020.12.22
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新型コロナウイルスの影響を受け、多くの学校で通常とは異なる形で卒業式が行われた2020年。アメリカ・テネシー州の大学に通っていたある女性は、なんと彼女の祖母と一緒に大学を卒業することになった。

今年テネシー大学チャタヌーガ校を卒業した、メロディー・オーモンドさん(22歳)。なんと同日には、彼女の祖母で74歳のパット・オーモンドさんが、人類学の学位を取得し、一緒に大学を卒業。パットさんは1978年に初めて大学のクラスに参加し、42年後の今年、学位を取得することが叶ったそう。

パットさんが初めて通った大学は、ジョージア州のケネソー州立大学。けれども1学期で中退して、テネシー州チャタヌーガに引っ越し、そこでメロディーさんの父親を含む、子どもたちを育て始めることに。

その後パットさんは、テネシー大学チャタヌーガ校でいくつかのクラスを履修することに挑戦。数十年間、会計士として働いた後、引退をきっかけに学位取得に向けて大学へ復学することを決意したそう。もちろんパットさんの家族も、彼女が大学へ戻ることをサポート!

そんな中、新型コロナウイルスによるパンデミックが世界中で発生することに…。パットさんは孫のメロディーさんと自宅で授業を受けていたものの、オンライン講義は好きではなかったとCNNとのインタビューで振り返った。

「間違いなくオンライン講義の方が難しいですね。教室で授業を受ける方がいいです。みんなで議論をしたり、様々なバックグラウンドを持つ多くの人と交流することができて、とても楽しかったので。みんなが周りにいない講義は、とても難しかったです」

また孫のメロディーさんは同じくインタビューで、祖母と一緒に大学を卒業すると知ったときの心境についてこう語った。

「自分がいつか大学を卒業するだろうということは分かっていたけれど、まさかおばあちゃんも一緒に卒業するとは思いもしませんでした」

またパットさんは、これから学位を取得したいと考えている人々のお手本になりたいと考えているよう。CNNとの取材で、そんな人々へエールを贈った。

「学ぶことに終わりはありません。私が若い頃、父がそう教えてくれました。何をするにしても、学びは決して終わらない。たとえそれが、いくつかの授業を受けることであったとしても、あなたには常にその選択肢があるんです」

コロナ禍という通常より困難な状況で、無事に大学での学びを終えて、孫と共に学位を取得したおばあちゃん。74歳にして目標を達成した彼女の言葉には、多くの人が背中を押されるはず!

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